木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

スタミナ納豆~バリエーション

2010年03月31日 | B級グルメ
自分の中で、スタミナ納豆ブームが依然として続いている。

スタミナ納豆とは、鳥取県では給食に出るほどポピュラーな料理でありながら、県外には知られていない料理である。
炒めた挽肉に、納豆をあえるだけの簡単なものでありながら、おいしい。
もう一回、作り方をおさらい。

①ごま油でニンニク、生姜をごま油で炒め、匂いが出てきたら鶏の挽肉を投入。火が通ったら、火から降ろし、冷ます。
②納豆に酒、砂糖、和風だし、タバスコを入れかき混ぜる。
③そこに先ほどの鶏挽肉を入れてかき混ぜ、最後にネギを散らす。

この料理は、挽肉をゴマ油でニンニク、ショウガと炒め、納豆とまぜるというのが核心で、それだけで料理の90%以上が出来上がっているので、あとはバリエーションで好きにしたらいいと思う。
個人的には、砂糖もタバスコも和風だしも入れず、豆板醤と醤油などを入れて、挽肉と一緒に炒めてしまうという荒技も行っている。

単品でもいいのだが、何かと組み合わせできないかと、バリエーションを考えて作ってみた。



まずはスタミナ納豆スパゲティ。
組み合わせとして悪いとは思わないが、スタミナ納豆は麺とうまく絡まず、フォークで食べると、最後に挽肉ばかり残ってしまった。ごま油とパスタの組み合わせも微妙。もっとピリ辛にして、冷製で食したほうがよかったかも知れない。



スタミナ納豆豆腐。
淡泊な豆腐に、スタミナ納豆が絶妙にマッチング。と思って作ったのだが、絹ごし豆腐を使ったせいで、スタミナ納豆と豆腐を同時に箸で取るのがなかなか難しかった。また、味付けも普通より濃くしないと、いけないようだ。木綿豆腐を使ってそぼろのようにしたほうがいいのかも。



スタミナ納豆もやし。
個人的にはこれが一番よかった。塩茹でしたもやしに、豆板醤を入れたスタミナ納豆をかける。冷やさないで、暖かいまま食べたが、もやしと相性がよく、特に酒のつまみにはいい。

みなさんの中でも、いい組み合わせがありましたら、ぜひ、お教え下さい。

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トータル・イマージョン・スイミング(TI)

2010年03月30日 | スポーツの周辺
トータル・イマージョン・スイミング(TIスイム)とは、アメリカ人のテリー・ラクリン氏が発案・創立したメソッドによるスイミングクラブである。
このメソッドの特徴としては、基本姿勢をとても大事にする、ビデオなどを駆使する、イメージングにより目標を明らかにするなどが挙げられる。
先日、このTIジャパンの代表者である竹内慎司氏がコーチングする講習会に参加した。

日本人である自分にとって、日本人はとても優秀だと思う反面、劣っている部分もあると思うときがある。
私が思うには、日本人にとって、劣っている部分の最たるものひとつに、スポーツティーチングがあると思う。
もう少し具体的にいうと、「トップ」ではなく、「一般」の部類に属する人々に対するトレーナーやコーチのティーチングスキル、ノウハウがあまりにも低い。

野球でも、サッカーでも「プロ」になるような人へのコーチングスキルは充実しているが、「下手な一般」に対するコーチングメソッドが全く確立されていないのである。

私自身がスポーツ音痴であり、水泳、スキー、ゴルフ、バドミントンと様々なスポーツのコーチングを受けているので間違いない(まったく、自慢にならない!)。
名プレーヤーは名コーチにならないと言う。身体能力の高い人が、自分より身体能力の低い人に教える場合、かみ合わないのは当然である。「こんな簡単なことがなぜできない」と生徒に疑問を持つコーチもいると思う。
同じスポーツクラブでも、誰が教えても、同じように教えられるはずなのに、コーチによって持論が違っていたりして当惑することも多い。

水泳を一例にしても、スイミングでは、クロールのバタ足の推進力が弱い人に対し「もっと強く」と指摘することが多い。実際は、頭が上がっているため、下半身が沈んで、結果的にバタ足に推進力が得られない場合が多い。
以前、通っていたイトマンはさすがにコーチのレベルが高く、こんなお粗末なことはなかったが、他のスイミングでは、似たことも多かった。

話はどんどんずれてしまったが、今回のITはメソッドの完成度が著しく高い。
目指す理想形があるので、コーチの泳ぎが酷似している。
これは、見るほうも有難い。

よくある例として「プロの誰々は~ことをしているが、これは応用であって、基本は同じだ」なんて言い方がある。
だから、初心者は基本に忠実になって、トップと同じようなフォームを真似てはいけない、なんていわれる。
TIではトップスイマーも、25mやっと泳げるようになった人も目指すフォームは一緒である。

本来は、これがコーチングのあるべき姿じゃないのかなあ、なんて思った。

ITのメソッドには、アメリカ人独特の言い回しがあって、そのままでは少し日本人には理解しづらいところがあるのだが、アメリカ在住の竹内氏の功績大きく、TIジャパンの表現は分かりやすい。

機会があれば、受講をお勧めします。
特に、泳ぐのが苦手な人には、お勧めです。僅かの時間で泳ぎが飛躍的に伸びる可能性大です。

TIスイムHP

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ハムスター「ミルキーちゃん」登場

2010年03月24日 | フェレットの部屋
ハムスターは2~3年しか生きないという。
寿命が短いから飼うのは、嫌なんだよなー、と思っていたのだが、ペットショップで一目惚れしてお迎えしてしまった。
ジャンガリアンというハムスターの中でも小型の種類。
手のひらサイズで、めちゃくちゃ小さい。
特にうさぎのシフォンちゃんがかなり巨大になってしまったので、この小ささは新鮮である。
動きももぞもぞしていて、何とも可愛い。
名前は「ミルキー」と命名。
ゲージもフェレットやウサギと比べると嘘のように小さい。

それにしても、フェレット、ウサギ、カメ、熱帯魚、ハムスターと、何だか賑やかになってきた。



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行灯の明るさ

2010年03月20日 | 江戸の暮らし
行灯とかいて「あんどん」と読む。
もう時代劇の中でしか見ない代物である。
行灯の中は蝋燭だと思っている人も多いかも知れないが、江戸時代、蝋燭は高級品であった。
夜になって、一般庶民が行灯に入れるのは油であった。
掻き立て と呼ばれる陶器に芯を立て、油を入れた皿に芯を立てる。
この辺りの事情は石川英輔紙が石川優子氏との共著「大江戸生活体験事情」の中で詳しく書いている。

石川氏が行灯の光はあまりにも暗いと力説しておられたので、自分でも実験してみたくなった。
用意したのは三つ。

①醤油皿にサラダ油を入れ、ティッシュペーパーをこより状にして粘土で重しを付け、漬けたもの。
②キャンドルホルダー用の蝋燭。
③白色のペンライト。

以上を、A4のコピー用紙を丸めて、セロハンテープで留めたもので被った。

予想では③②①の順に暗くなるはずであった。
暗い場所として裏のベランダの隅にそれぞれを置く。

明るさを見るために、ソーダの缶を置いて、三脚に固定したデジカメで映像を撮影した。
以下が、その写真である。


ペンライト

キャンドル

サラダ油

なんと、予想を完全に裏切る結果であった。
③のペンライトは一方向しか照らさず、照らしている反対方向は闇となってしまう。方向性が強く、光が拡散しないため、一点を見るにはいいのかも知れないが、室内照明としては全く不向きである。
②と①の結果も意外であった。
でも考えてみると、②の芯は細く、①の芯は太い。
燃える量が①のほうが多いので、明るさも①のほうが明るいというのは自然である。
もっと太い芯の蝋燭を使えば別の結果も出たのかも知れないが、安易に蝋燭の火のほうが明るいと考えるのは危険であると思った次第。

昔の狭い部屋であれば、油の行灯でも十分に明るかったには違いない。
確かに読み物、書き物をするには不便な明るさでしかないが、江戸時代では家に帰ってまで、仕事をする者はほとんどいなかったし、パソコンもなかった時代だから、夜に行う作業としては、行灯の光でも事足りたのであろう。

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ダイシン百貨店

2010年03月17日 | 日常雑感
大森というのはれっきとした東京なのだが、川崎にも近く、下町の匂いする街である。
ここにダイシン百貨店というデパートがある。

不況にあえぐデパートが多い中、この百貨店は業績がいいらしい。
地元密着型で、スーパーに近い。

このデパートで凄いのは、とにかく品数が多いこと。
納豆は15種類、トマトは30種類、豆腐は50種類もある。
歯ブラシに至っては300種類もあるし、粉歯磨きや洗濯板、亀の子たわし、ハエトリ紙まで置いてある。

こんなものを買う人間がいるのかと思うような商品を大量に置いてあるが、それが逆に客寄せになるのだから、面白い。
売れ筋の商品を絞って置くというのが、コンビニなど現代店舗の常識なのだろうが、無駄という「損」の中に「得」は潜んでいるのかも知れない。
ダイシン百貨店の社長は「あえて変わったものを置いているのではない。年1個しか出ない商品でも必要な人がいるなら置いておく」と言っていた。
まったく誰も買わない商品であれば、商品として存続するわけはない。
自分が「こんなもの」と思っても、どこかで誰かが必要としているのだ。
百貨店が「百貨」を置かないで、「数貨」の売れ筋商品しか置かないというのでは、本末転倒なのだろうが、いつの間にか、本末が逆転してしまって「百貨」を置いていない百貨店のほうが主流になってしまった。
経済性と利便性を追求した辺りに現代型デパートの行き詰まりがあるように思えてならない。

調べてみると、ダイシン百貨店は1964年に開業。その後、イケイケ路線で340億の売上を誇ったこともあるが、おごれるもの久しからずで、その後、80億まで売上が大幅に後退し、経営陣が交代。
かつての勢いはなくなったが、今は地元密着型をめざし、黒字経営化に成功している。

今の世の中はせっかちで早急に結論を出さねばならないから、あまり悠長なことも言ってられない。
だが、焦ってもダメな時はダメ。
ダイシン百貨店も、回り道をしたが、本来の「主流」を行く百貨店に戻り、少しづつ成功を収めているのかもしれない。

ダイシン百貨店HP



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スイミングで困った

2010年03月16日 | 日常雑感
スイミングに泳ぎに行っている。
そこは別に教室みたいに教えてくれるわけでもなく、勝手に泳ぐ。
3コースほどを成人コースとして、自由に泳いでくださいと、開放しているような感じ。
利点はとにかく空いている。
欠点はとにかく人がいない。
正確に言うと、成人コースに人がいない。
隣ではジュニアがぶんぶん泳いでいる。
その横のコースでとろとろ泳いでいるのだが、子供にどんどん追い抜かれていくのは精神上、あまりよろしくない。
近くにスポーツジムも出来て、そっちに移ろうか迷っている。
だけど、このスイミングは空いている分、極端な話、部屋着で行って、さっと泳いで、さっと帰ってくることが可能。
いつも行くと1500mくらい泳ぐのだが、それだと30分くらいしか掛からない。
この手軽さは魅力なんだけど、とにかくモチベーションが上がらないんだよなあ。
パドルも使えるし、自由度は高いのだけど、とにかく、詰まらない。
8時に行くと、受付にも誰もおらず、誰とも一言も話さないことも多々ある。
真剣に迷っている今日この頃である。

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シャネル&ストラビンスキー

2010年03月15日 | 映画レビュー
「シャネル&ストラビンスキー」。
タイトルからして、スタイリッシュな映画だ。
作曲家ストラビンスキーを自分の別荘に招き、シャネルがパトロンになったという史実から、映画はストラビンスキーとシャネルが恋仲にあったという大胆な仮説を打ち出し、ストーリーの核としている。
さらに、「春の祭典」と「シャネルNO5」は、お互いにインスパイアされ、出来上がったというストーリーとなっている。
描き方によっては、随分と高慢で嫌味な女になってしまうシャネルも、ぎりぎりのところで嫌味な女になっていない。
かといって、実は弱い女だったんだ、というオチにはなっていない。心理的な揺れもあったのだろうけど、映画では揺れはあまり描かれておらず、強い女として一貫して描かれている。
芸術への理解と寂しさからストラビンスキーに傾倒していくシャネルと、肉欲でシャネルに近づいていくストラビンスキー。
「俺は芸術家だが、お前は洋服屋だ」とストラビンスキーが怒鳴るシーンが、彼の内面をよく表している。
ストラビンスキーは、妻とシャネルのどちらかを選択できず、また、二人の女を器用に扱うこともできない。
大胆で自信家のシャネルに対し、ストラビンスキーは小心で几帳面。
酒で酔って、八つ当たり気味でピアノを弾くくらいしか、ストラビンスキーにはできない。
作曲は奥さんに校正させたあとで、完成。
少し、ストラビンスキーの描き方が可哀想だが、芸術家の私生活とはこんなものかも知れない。
意識して感動的な演出を抑えているのだろうが、淡々と物語は進み、突然終わる。観終わったあと、映像の綺麗さばかりが印象に残った。
お勧め度は、★三つ(五つが満点)。

シャネル&ストラヴィンスキーHP



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スタミナ納豆

2010年03月13日 | B級グルメ
テレビの人気番組ケンミンshowで放映されたらしく、スタミナ納豆という語が検索キーワードで上位に入っていた。
鳥取県倉吉市では学校給食にも出る人気メニューらしい。
納豆と豆腐に目がない私もさっそくチェックして、作ってみることにした。
作り方は倉吉市のHPに掲載されている。

作り方は簡単。
①ごま油でニンニク、生姜を炒め、いい香りが立って来たところで、鶏の挽肉を投入。火が通ったら、火から降ろし、冷ます。
②納豆に酒、砂糖、和風だし、タバスコを入れかき混ぜる。
③そこに先ほどの鶏挽肉を入れてかき混ぜ、最後にネギを散らす。

私はこってり感を出すために、鶏ではなく豚の挽肉を使った。納豆も挽割を使うのが本当らしいが、冷蔵庫になかったため、普通の納豆を使用。

これは旨い!
生姜とニンニクで炒めた挽肉を納豆と和えるというアイデアが秀逸で、もうそれだけで料理は完成したも同然。
レシピによると、納豆100g、挽肉100gを使用とのことで、納豆と挽肉が同量というのも、重要なポイントかも知れない。
納豆に混ぜる調味料は、各人の好みでいいように思う。
個人的には砂糖を入れるのをやめて、豆板醤系の調味料を入れて辛口にしてもいいと思った。
この辺りは個人の好みなので、正解はない。
もう少し味を濃い目につけて、豆腐の上に乗せるというのもありかも知れない。

酒のつまみにも最適なので、ついつい昨夜は呑みすぎてしまった(私はスタミナ納豆がなくても、呑みすぎてしまったのだろうけど)。



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サクラ サク

2010年03月10日 | トマソン的町歩き
JR千種駅の線路沿いを大曽根方面に歩いたところに、早咲きの桜がある。
千種駅のホームからも見えるのだが、昨夜帰るときに見上げると、綺麗な夜桜となっていたので、今日見に行ってみた。
なぜかここにだけポツンとある桜であるが、見事に咲いていた。
前がラブホテル(今はブティックホテルとか言うんですか。そんなん知らん)があるのが何とも興ざめだが、昼時などに行くと、私と同じように写真を撮っている人によく出くわす。
もう、今年もそんな時季になったんだなあ、と思う。
やることをやっていかないと、すぐ爺になっちまう。

やるべきこと。
やりたいこと。
やらなくてもいいこと。
その区別をしっかりつけていきたい。

今年こそ「サクラ サク」の一年にするぞ!!



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旅籠の食事

2010年03月09日 | 江戸の味
今でも旅行は娯楽として人気が高いが、江戸時代では、今とは比べ物にならないくらい、旅行は気晴らしとなった。
江戸時代も幕末となると、かなり旅の自由度はかなり高くなった。
土地土地の景観もさることながら、旅行の最大の楽しみは食事である。
東海道筋としては、まず川崎の菜飯、鶴見の米饅頭、小田原の外郎(ういろう)、箱根の雑煮、新居の鰻蒲焼、府中の安倍川餅、丸子のととろ汁、岡崎の淡雪豆腐、桑名の焼きハマグリ、草津の姥が餅などが有名であった。
今でも高速のパーキングによるたびに何かを食べている人がいるが、江戸の時代にあっても同じようなものだったのであろう。

ただ、旅籠の食事は質素であった。いわゆる一汁二菜で、ご飯も江戸以外は白米でないことが多かった。
下の写真は豊橋の二川宿本陣資料館にある江戸の食事の模型である。
主菜は、焼き魚と煮物。ご飯はおひつにどんと入っている。
グルメブームの今からすると、随分見劣りするように見えるかも知れないが、これで江戸時代ではご馳走だったのである。



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