taimuのひとり言

毎日の生活の中で感じた事を 徒然なるままに・・・。

義母が亡くなって・・・

2007-02-22 09:12:42 | Weblog

 義父が亡くなって 1年2ヶ月。
 義母が亡くなりました。

 義母は5~6年前から認知症が出始めました。
 最初に「おかしいな」と思ったのは 夫の実家の
 冷蔵庫を 開けた時「お箸」がしまってあったことからでした。

 夫に そっと言ってみたら「(自分の親に限っては)
 そんなことはない」と言われ 不快な顔をしたので
 私は 黙ってしまいました。

 その時から 病状が少しずつ進行していったように思います。
 財布 入れ歯 メガネ 等 どこにしまったか
 忘れてしまい、ビックリするようなところから
 出てきたりしていました。

 金銭感覚も無くなり (私の子供の)お小遣いと渡された
 封筒に今までにない大金が入っていて あわてて
 返しに行ったこともありました。

 3年ぐらい前から 私(嫁)や子供達(孫)の顔がわからなくなり、
 義母は 大人の女の人は「ママ」、男の人は「パパ」
 ちょっと若い人は「坊ちゃん」などと 呼び分けていました。

 何度も同じ話を 繰り返して 話してはいましたが
 受け答えは しっかり、はっきりしていて
 時々 私は「本当に認知症」なのと思うこともありました。

 義父が亡くなってから 独身の長男と ヘルパーさんに
 お世話になりながら 実家で暮らしていました。

 体力が無くなり 食べられなくなり 2月2日に入院しましたが
 その日まで 這うようにしてトイレに行っていました。

 そして入院して 2週間、逝ってしまいました。
 
 私達が 病院に行くと最後まで「寒くはないか?」
 「お茶は?ご飯はたべたか?」と心配していました。

 義父は眠ったままの「大往生」でしたが、
 義母も自分の寿命が わかっていたかのような
 「大往生」といえるのではないでしょうか。