

内田康夫著「還らざる道」を読みました。
久しぶりの 浅見光彦探偵です。
いつものパターンの 旅情ミステリーで、
その分 安心して気楽に読める本です。

内田康夫著の本は 全部(たぶん)読んでいます。
最初に読んだのは「高千穂伝説殺人事件」で20年近く前の
ことですが テレビの2時間ドラマをみて・・・だと思います。

当時の浅見光彦役は 水谷豊さんで どうしてもその印象が
強いので 今でも本を読むたびに 浅見光彦の顔は彼になってしまいます。
でも 私が好きな本は内田康夫氏の初期の作品で「死者の木霊」
「多摩湖畔殺人事件」などで 浅見光彦探偵は登場しません。
ミステリーといっても トリックなどはなく、
おおむね心理描写が多く また犯人が極悪人というのが
あまり無くて 最後は自分で自分の始末をつける、という
エンディングが印象的です。(今回もです

私は 仕事が閑~な時に読むことが多いので
あまり深刻な内容ではなくて、ウルウルすることもない
本
