taimuのひとり言

毎日の生活の中で感じた事を 徒然なるままに・・・。

「還らざる道」

2007-03-06 14:04:30 | 読書


 内田康夫著「還らざる道」を読みました。

 久しぶりの 浅見光彦探偵です。

 いつものパターンの 旅情ミステリーで、
 その分 安心して気楽に読める本です。

 内田康夫著の本は 全部(たぶん)読んでいます。
 最初に読んだのは「高千穂伝説殺人事件」で20年近く前の
 ことですが テレビの2時間ドラマをみて・・・だと思います。
 当時の浅見光彦役は 水谷豊さんで どうしてもその印象が
 強いので 今でも本を読むたびに 浅見光彦の顔は彼になってしまいます。

 でも 私が好きな本は内田康夫氏の初期の作品で「死者の木霊」
 「多摩湖畔殺人事件」などで 浅見光彦探偵は登場しません。

 ミステリーといっても トリックなどはなく、
 おおむね心理描写が多く また犯人が極悪人というのが
 あまり無くて 最後は自分で自分の始末をつける、という
 エンディングが印象的です。(今回もです

 私は 仕事が閑~な時に読むことが多いので
 あまり深刻な内容ではなくて、ウルウルすることもない
 本がぴったりです。