石川啄木が釧路に赴任し「さいはての駅に下り立ち雪あかり さびしき町に あゆみ入りにき」と詠んだのが今日1月21日と云うことらしく、寒い中「第14回 啄木・雪あかりの町・くしろ」と云う催し物が釧路川河口左岸一帯で開かれた。
寒いのは嫌だが、ももひき(パッチ)を二枚重ねて穿き、上半身も4枚重ねた他にネックウォーマーやら耳カバーを付けて行ってみた。
図書館前の駐車場に車を置き、久しぶりに夕暮れの出世坂を歩いた。
啄木資料館のある港文館を中心として啄木がウロウロしたであろう南大通界隈でスタンプラリーなどが行なわれるようだ。
歩道脇には 暗くなったら点火するのだろう、綺麗に切り抜かれ描かれた紙袋製らんたん やキャンドルが並べられていた。
陽が落ちるのに比例して人出も増えてきたのだが、寒さは厳しくなってきた。
旨そうな屋台も出ているのだが、口元が凍っていて上手に噛めそうもないので諦めた。
大通りに出ると無料で 鉄砲汁や甘酒も飲めるらしいのだが、凍りついたツルツルの道を歩いて その場所まで行く勇気が無い。
スリスリはスタンプラリーに挑戦していたようだが、多分リタイアしただろう。
らんたんに火が入り ライトアップもされてムードが出てきた。
テレビカメラも動き出したようなので、レンズの向く方へ さりげなく移動する私(笑)
何枚か写真は撮れたし、「もう帰ろう」と駄々をこねる私を無視するルンバとスリスリ。
仕方が無いので「王将へ行こう」と餌を投げたら やっと食いついた。
「雪あかりの町」ムードは満点。肩寄せ逢ってイチャイチャして歩くなら楽しいかもしれないが、オッサンには ちょっと無理だ。
「ト・・・トイレは 何処?」