年が明けて 初めて何かをすることに「初」の字を付けるのは皆が知っていることだ。
「書き初め」とか「初詣」とかが代表的なものだが、考えてみたら それ以外の行動でも全てが「初」なのだ。
新年を迎えて初めてトイレへ入り、「初」をした時には 何となく いつもとは違った清々しさを感じた。
それで、その清々しい気分を保ったまま鳥取神社へ初詣に行った。
驚いたことにと云うか やはりと云うか 手水舎の水はガチンガチンに凍っていた。
参道は長蛇の列。それでもイライラせずに穏やかな顔でいるのは「初」だからだ。
順番がきて ルンバ、スリスリと横並びで参拝。
とにかく身体が健康になり 元気に一年を過ごせますようにとお願いした。
途端に 何かが身体に キラキラと沁みこんできたのを感じた。
何となく 良い年になりそうな気配。
車に戻って神社を離れ、そして ゆっくりと気体を出した。
神域では 絶対に漏らしてはいけないと耐えていたのだ。
だからこそ 私の身体に神様は下りてきて頂けたに違いない。