観光施設MOOで初売りと木遣りが行なわれると書いてあったので出かけることにした。
久しぶりに歩いて渡る幣舞橋。
橋の上に立っている裸婦像の、奇跡的なまでにピョンと尖がっているオッパイに見惚れ、しばらく立ち止まって鑑賞。
若い頃には恥ずかしくて関心の無い風を装い、チラ見もしないで通った裸婦像だが、今は堂々と穴の開くほど眺めていられるのは、イヤラシイと云う心が浄化され、ゲージツとして見られる余裕が出来ているからだ。
だからもし突然目の前にスッポンポンの女性が現れても、私の目には美しさだけが映ることだろう・・・・・と思う。
釧路川には蓮の葉氷が浮いていた。
観光施設MOOには予定時間よりは早く着いたので内部をゆっくり散策。
毛ガニの入ったクレーンゲームは健在だった。
自慢の法被を着た若衆が丁寧に挨拶を交わす姿は、映画のワンシーンのように絵になる風景だ。
振る舞われた甘酒を飲み、新年の気配が強くなったと感じた頃、挨拶が始まり梯子が立てられた。
最初、上から撮ろうかと思っていたのだが、高さを感じるにはやっぱり下から見るべきだろうと思い直し、駆け足で階段を下りて人混みの中に陣取った。
木遣りの歌声が響き渡り、15キロ以上はあると云う纏(まとい)がクルクルと回された後、ついに梯子乗り(はしごのり)が始まった。
子供の頃に見たことはあるけれど、昔はそんなに感動しなかったのに年とって高所恐怖症を自覚している今、その怖さを思い・・・・・そして縮んだ。