SL撮影場所で一番人気なのは釧路川へ架かる鉄橋だが、ワンサカ押し寄せている撮り鉄を見てここでの撮影を諦めた。
始発の釧路駅からは2つめの釧路町にある無人駅、遠矢駅へ向かった。
駅前の余地には数台の車。
跨線橋の上には3人の撮り鉄しか居なかった。
跨線橋の上でSLを真正面から捉えるのも良いのだが、私は少し斜めが好きだ。
どんなに美人でも真正面から撮ると平面になってしまう。
だから、少し端によって斜めからSLを狙う位置でスタンバイ。
これで冬の湿原号の顔も少しは立体的に見えるはずだ。
あとは強烈なコントラスト(白黒差)をどうするかだ。
何しろ周りは真っ白な雪。
その中を驀進して来るSLは真っ黒。
そして吹き出す煙は白と黒。
結局白は多少潰れても、黒いSLの顔が暗く潰れないように露出を補正することにした。
風の向きを再確認。風上側にいれば大丈夫。
シャッターチャンスは、煙をモクモク噴き出した時だが、これは運転士さんのサービス精神に期待するしかないだろう。
近くの踏切がカンカンと鳴り出した。
寒さに耐えるために足踏みしていたオッチャンたちが一斉に動きを止めファインダーを覗いた。
数秒間の勝負だ。
その時が来る。
今、やって来る。
始発の釧路駅からは2つめの釧路町にある無人駅、遠矢駅へ向かった。
駅前の余地には数台の車。
跨線橋の上には3人の撮り鉄しか居なかった。
跨線橋の上でSLを真正面から捉えるのも良いのだが、私は少し斜めが好きだ。
どんなに美人でも真正面から撮ると平面になってしまう。
だから、少し端によって斜めからSLを狙う位置でスタンバイ。
これで冬の湿原号の顔も少しは立体的に見えるはずだ。
あとは強烈なコントラスト(白黒差)をどうするかだ。
何しろ周りは真っ白な雪。
その中を驀進して来るSLは真っ黒。
そして吹き出す煙は白と黒。
結局白は多少潰れても、黒いSLの顔が暗く潰れないように露出を補正することにした。
風の向きを再確認。風上側にいれば大丈夫。
シャッターチャンスは、煙をモクモク噴き出した時だが、これは運転士さんのサービス精神に期待するしかないだろう。
近くの踏切がカンカンと鳴り出した。
寒さに耐えるために足踏みしていたオッチャンたちが一斉に動きを止めファインダーを覗いた。
数秒間の勝負だ。
その時が来る。
今、やって来る。