この症状は絶対にインフルエンザだと思い、早朝ウインドーガラスが凍り付いた車を運転していつものクリニックへ。
受付のオネエサンに「定期受診ではなくて風邪かインフルだと思います」と伝えて相変わらず混雑している待合室の椅子に座っていたら20分程で名前を呼ばれて体温測定。
鼻の奥までグリッと綿棒のような試験紙を遠慮なく挿れられ、穴に挿れられることに馴れていないオトコの私は手足をバタつかせた。
37.9度の新記録に自分でも驚いていたら、看護師さんに導かれて処置室の最奥のベッドに寝かされカーテンで仕切られた。
誰かが添い寝してくれないとヒマで仕方が無い。
寝転びながら思いついたのが、もしかしたらこの仕切られた空間は・・・隔離部屋?
しばらくしたら、先生がやってきて、聴診器を当て口の中を診て「インフルエンザのAが出たからね、薬出すから外出控えて」と言い残してサッサと消えた。
看護師さんも、「このまま動かないで」と言い、数分後に事務の女の子がわざわざ会計伝票を持ってきてベッド上で料金支払い。
カーテンを開けるといつもは「タブさーん❤」と笑顔を見せる看護師さん達も背中を向けてサッと離れ、まるで私は「うんこ」の扱い。
クリニックからポイッと追い出されて薬局へ行き、タミフルを渡されて薬の説明を受けてここからもポイッ。
帰宅して「インフルエンザだった」と告げて早速タミフルを飲んだ。
タミフルは、異常行動を起こすとニュースで聞いたことのある薬だ。
ルンバに「異常行動起こすかも知れないからね」と伝えてベッドへ
どんな異常行動をしようかと企みながら寝室で自主的に隔離生活する身となった。