突然目の前に拳銃が突き出た。
私の前にいる人が拳銃を握っているヤツと戦っているのだ。
その手を捻りあげたので偶然私の目の前に拳銃が現われたと云う事だ。
幸いにも銃口が横を向いているので、それを取り上げればヤツも諦めるに違いない。
無我夢中で私は右手を思いっきり伸ばして何とか拳銃を握った。あとは暴発しないように注意して奪えば良いのだ。
と、思ったところでこれが現実ではないのではと自分に問いかけた。
薄目を開けると、ソファーで昼寝していた私が右手を必死になって伸ばしていた。
それを少し離れた所から (また やっている) と冷ややかに眺めているスリスリ。
私は伸ばした手をさりげなく下し、毛布を引き上げながら目を開けた。
スリスリは「お父さん、今 思いっきり手を伸ばしていたよ」と余計な報告。
「分かっとるわい、悪いヤツの拳銃を奪おうと戦っていたんだから」
「ふーん、そうなの」と関心の無いスリスリ。

今日は北海道の西半分、日本海側が猛吹雪らしい。
こちらは強風のおすそ分けがある程度で晴れている。
でも寒いことは寒いし体調が良くないので もう一眠りしよう。
それに、まだヤツを倒していないし。