深夜、寝るときにカーテンの隙間から外を覗いたら微かに粉雪が舞っていた。
天気予報で雪の確率は80%とはなっていたのだけれど、深夜から降るとは云われていなかったので驚いた。
朝起きたら既に一面真っ白。
今度は粉雪ではなくて、大粒の雪が降り続いている。
どうやら、この冬初めて雪かきをしなければならないようだ。
溶ける派の私でも溶けないとは分かる量だ。
昼にはルンバを病院へ送らなければならないので、時間に追われて必死の除雪。5往復もすると疲れて手抜きする私でさえ本気モードだ。
一番元気なのはスリスリで彼女が集めた雪を私はスノーダンプで空き地まで運ぶ。
向かいの家の奥様は雪かきには一切手を貸さない。年下の旦那が一人で3時間も4時間も孤独の戦い。その姿を奥様が窓からノンビリと眺めているのだが、だから奮闘する旦那が気の毒でならない。
その横の家は、どうやら私と同じく「溶ける派」なのだろう。雪かきをしているのを一度も見たことが無い。
今は旦那が亡くなり引っ越してしまったが、斜め前の家は「踏む派」だった。雪が降ると家族全員が出てきて雪踏みをしていたのを見て、驚くと云うより呆れた記憶がある。