朝、起きて居間へ行くとルンバが腹痛を訴えた。
数年前に腸の部分切除手術を受けたことがあるので、再発したのだろうかと本当に心配したのだが、「掃除も洗濯も終わっているから」と言って寝室へ引き上げた。
だから新年早々 独りでパンを食べテレビを観たのだが気持ちが入ってこない。
寝室を覗いてみたいのだが睡眠の邪魔をするのが怖い。
もしかしたら初詣の時、ファスナーがフルオープンだったので神様が怒ったのだろうか。
しばらく独りで悩んでいたらスリスリが起きてきたので「様子を見に行って欲しい」と云おうかと思っていた所へ「治ったみたい」と言いながら本人が戻ってきた。
「本当に大丈夫なの?」と訊くのだが本人はケロッとしているし回復したのだろう。
2時間程後にジュニア夫婦が年始にやってきた。
手作りだという持参したアップルパイが絶品だった。
実はジュニア嫁は姑のルンバが教えるなんてことが全く出来ない程の料理上手。
ルンバもそれを悟ったのか、生徒のようにおとなしくしている。
ルンバが威張れる相手は私だけ。
私が威張れる相手は・・・・・時々やってくるスズメ。