※ さらに昨日の続き
SLを撮ったシラルトロ湖近くの茅沼から小さな峠を越えて釧路方向へ走ると先日投稿した塘路湖がある。
その塘路湖からもう一つ小さな峠を越えると達古武湖(たっこぶこ)があり、その湖岸に沿ってJR細岡駅へ向かい、釧路川沿いの細い道をそのまま進み踏切を渡って坂道を上がると細岡展望台がある。
釧路湿原が国立公園となり、この展望台が作られた頃「大観望」なんて名前が付けられていたが、少し気恥ずかしい気持ちもあったのか、誰もそう呼ぶ人はいなくなりいつの間にか細岡展望台が普通の呼び名になった。
この展望台の下にはJR釧路湿原駅があり階段をヒーヒー云う覚悟があれば5分余で展望台へ来られる。
その細岡展望台からの眺めは釧路湿原国立公園のハイライトだ。
眼下に蛇行する釧路川。その向こうに広がる釧路湿原は思いっきり広い。
やや右手、遠くに見えるのは雌阿寒岳と雄阿寒岳。
この日は空気が澄んでいて何処までも美しく見渡せた。
細岡駅の近くにある踏切の手前20m程の所にカヌー降り場がある。
塘路湖から観光用カヌーで下ってきた降り場の一つだ。
実は、ここが隠れた観光名所。
地元民でも知らない人がいる程のマイナーな場所なのだが、釧路川が直角に曲がっているので流れを真正面から見ることができる。
ここはCMにも使われ、サスペンスドラマでは崖の代わりに犯人が自白する場所としても登場した。
この日は釣り人が一人。
アメマス狙いだそうだが「運が良ければ幻の魚、イトウが釣れるかも」と言いながら釣果はゼロ。
苦笑いしながら引き上げて行った。