珍しくジュニアからお誘いの連絡があった。
講習会があるので「一緒に札幌へ行かないか?」というものだ。
ジュニアが講習会に出ている3時間ほど札幌市内を自由に観光できるし、運転はしなくても良いし、食費も「多分」ジュニア持ちだろうからルンバと同行することにした。
久し振りの助手席。思った以上に居心地が悪く緊張する。ハンドルを握っていないのに心の中では運転している気持ちになる。
「路面凍結注意」の表示は出ているが、それ程心配しなくても良さそうだ。
北広島で一度高速道路を降りてジュニアはワンコのエサ、いやお食事のお買物。
札幌駅北口にあるPへ車を置き地下街を歩き出したがマスクをしていない人が多いのに驚いた。
昼飯は「天や」。安いし早いし旨い。
先に云ったもの勝ちの「頂きます」と「ご馳走様」。
ジュニアと別れて先ず向かったのが「三大ガッカリ」の一つと云われる札幌時計台。多分、ビル街の中にあるのでガッカリしたのだと思うが内部にはガッカリ回復のために説明員がいて一生懸命だった。
昔、一度だけ上がったことのあるテレビ塔の展望台へ上がろうかと思ったけれど720円の料金を知って撤退。年金暮らしの爺婆が選ぶのは金のかからない所だ。
それでHTB放送局の入っているビルへ。1Fフロアーは誰でも入れるし、もしかしたら女子アナの春花ちゃんを見られるかも知れない。
片隅にあるコーヒー店で向かい合って座り時間を潰す。
「この時間、いつもならテレビでサスペンスを観ているね」と云うルンバと昼寝している私とは時の過ごし方が違うが疲れているのは同じだ。
だから「ラブホへ行こうか?」と提案した私にルンバは目を丸くし「ウフフ・・・・・」と言いながら視線を外した姿は、少し嬉しそうで充分に色っぽかった。