久しぶりに眠剤を使ったら効き過ぎたのか目覚めていても目が開かない。
いつもより1時間遅れで起き上がり居間へ下りたら、かなり良い天気。
「これはSLを撮りに行かなければ」と素早い決断。
顔も洗わず、朝食も取らずに車に飛び乗った。
目指すは・・・・・何処にしようか・・・・・
ハンドルを握りながら考えていて思い出したのがマイフレT子さんの言葉。
数年前の冬に釧路へ来たとき「SLが撮りたいの♥♥ウッフン」
彼女は私よりも立派な一眼を持つ人。
そして私がウッフンに弱いのをよく知っている。
私がいつもの撮影場所を思い浮かべたら、そこじゃ無くて白い雪原の向こうを走る黒いSLが撮りたいとの希望、いや命令だ。
その上、SLの手前に丹頂鶴が飛んで欲しいなんて云いだした。
ウッフン付の命令には素直に従う私。
地図を広げて雪原の向こうに線路が走っている場所を探さなければならない。
雪原側に道路が無ければ入れないし、その上丹頂を飛ばさなければならないなんて・・・・・あるわけがないと思っていたのだが、地図を見ていて(もしかしたら・・・・・)と云う場所を見つけた。
JR茅沼駅では鶴に餌付けが行われている。
踏切を渡れば、もしかしたら雪原の向こう側に行けるかも知れないと気が付き彼女を案内したのを思い出したのだ。
だから今日の撮影場所は、その茅沼(かやぬま)に決めた。
何と駅近くにはバスで乗り入れている団体のカメラマン。
踏切横には三脚が勢揃い。
私は数年前にT子さんを案内した雪原側に向かいスタンバイ。
雪原には丹頂もいるし、後はSLが来たときに並んで飛んでくれれば良いのだが・・・・・