天気が良いので、釧路湿原を見下ろす細岡展望台へ行ってみることにした。
珍しいことに、数日前ジュニアが行ったらしい。もしかしたら初めて?
夕暮れ時なのに次々と人が来ていて不思議だと云うので「夕陽狙いだ」と教えてあげたのだが、自分自身この展望台から夕陽を見たことが無いことを思った。
薄暗い展望台=怖い。蚊が沢山出る。熊の情報もある等で敬遠していたのだ。
でも人が沢山居ると云うことは、私以外の「餌」が沢山あると云うことでもある。
夕暮れ前にルンバを誘ったらホイホイと付いてきた。
ヤツの狙いは分かっている。
私と一緒に行動することで「夕食を作る時間が無くなった」と理由を付けて外食にしたいのだ。
東京の山手線の内側がスッポリ入ると云う広大な釧路湿原を見下ろす細岡展望台に到着。
路上には沢山の車。半分が他地域のナンバーで残りの半分はレンタカーだ。
地元民で、こんな時間に訪れるのは私ぐらいと云うことだ。
話し掛けてきた方は三重県からの旅行者。空港からレンタカーで来たと云う。
細かい旅行ルートは訊かなかったが、阿寒で登山も予定しているらしい。
本州に比べると季節感が違うから汗もかかずに登頂できるかも知れない。
陽が傾くにつれて人が増えた。
蛇行する釧路川に夕陽が灯った。
でも地平線には雲が増え、どうやら状況としては良くないようで戦線離脱。
車に乗って走り出すと早速「何処かでテイクアイトの弁当を買っていこう」と予想通りの声。
私はニヤリと口元を緩め、「何処で買っていこうか」と応じた。