ルンバの誕生日。
夕食に「何かご馳走しよう」とスリスリに相談。
お母さんの好きなトンカツと海老フライが食べられる店に決め車を走らせたのだが予定より遅くなってしまい、店への到着は混み始める時間になりそう。
(これは待たされるなぁ・・・・・) と思ったら、スリスリが「待っている人」を記入するウエイティング シートに記載する名前を何にしようかと言い始めた。
どうやら遊びで本名以外の名前を書きたいらしい。
車を走らせながら、「何にしようか・・・・・」と各自が真剣に悩む。
私が思いついて口にしたのは「綾小路」
「綾小路が良いよ。綾小路と書きなさい」と指示したのだが、順番が来たときに
「綾小路様」と呼ばれるのが恥ずかしいと言い出す始末。
「良いじゃないか、今日だけだもの」と云ったところでレストラン到着。
先に二人を降ろしPへ車を入れている間にウエイティング シートへ名前を記入したスリスリ。
近寄ってきて「小川にしたからね」とささやく。
「何だよ、綾小路じゃないのか」と云う私にルンバは「小川でも嬉しい」とニコニコ。
実は結婚前は、私もルンバもありふれた同じ名字。
つまりA家とA家が結婚したのだ。だからもし離婚しても同じA。
ルンバは違う名字になりたかったんだと知り、少しむかついた。