半眼。
まるで大仏様のような目でテレビを観ているのか眠っているのか分からない状態でトドが横になっていた。
そのトドに「お母さん、豚丼を食べに行こう」と声を掛けた途端、目はパッチリと開き、トドは縦になった。
私の気が変わらない内にと、着替え始めたトド。
肉が嫌いな彼女が食べられるのは、豚丼とヒレカツ。好みがあって豚丼でも食べられるのは炭火焼きの店限定で、お気に入りは市内に1軒と帯広に2軒のみ。
新コロナで3年間食べられなかったので、せっかくだからと一番お気に入りの帯広にある店をナビにセットした。
片道2時間以上かかるが、久しぶりの豚丼を心の中に描きアクセルを踏んだ。
到着は午後3時。昼なら行列が出来ているのに、さすがにこの時間は即座れて豚丼様を堪能。
次は近くにあるメガドンキへ行って、テナントの有名トンカツ店のヒレカツ弁当をテイクアウト。
考えてみたら昼飯が豚丼で夕食がヒレカツ。
つまり豚の連チャンになってしまうと気がついたのは帰りの車の中。
でも好きなんだから仕方が無い。
少し遅めの夕食でヒレカツ弁当を頂き入浴時間になって裸になったら、豚豚効果で腹がポッコリ。
我が家にトドが一頭増えた。