今日がルンバの診察日だと知ったのは昨夜。
私はアッシー君として使われる覚悟を決めた。
出発時間を確認したら7時50分。
久しぶりに目覚ましの音で目覚め、テキトーに洗顔し朝食をとった。
デヤーッと着替えて運転席に座り、予定の1分遅れで出発。
ルンバを病院で降ろし迎えの連絡が入るまでが忙しい。図書館へ行って借りていた本を返し、最近お気に入りの原田マハの本を3冊借りた。
昨日「点灯しない」と云っていたルンバの寝室にある足下灯の電球を探してDAISOへ。
DAISOには種類は少ないがLED電球だって売っている。
100均なのに300円の表示が付いたLED球は電気店で買うと1000以上する。
今度はホームセンターでトイレットペーパーを両手で抱えて会計。
「あの人はあんなに沢山ウ●コをするのだろうか」と思われているかも知れないが、そんな嘲笑にも負けず車に積み込む。
一応云っておくが、私がトイレットペーパーを使う量は数センチだ。前にも書いたがチョンチョン程度。
両手で遠慮無くクルクル回してゴッソリ使うのはルンバ。それなのに、何故かトイレットペーパーの買出し係は私になっているのが面白くない。
一度帰宅して購入したウ●コ紙を家へ運び、ルンバの寝室でLED電球に交換し点灯チェック。
「終わったよ」の電話を受けて、また病院へ向かう。アッシー君は大忙しだ。
アノ御方は車に乗るとウッフンもせず「COOPへ」の指示。
COOPへ着くとカートを私に任せ「カードにチャージしてくる」と消えた。
私はそのスキを見逃さない。
チョット高級なドリップ用コーヒーに冷凍ピザ、パンやヨーグルト、それから・・・・・・何だったっけ。
とにかく私が欲しいものを籠に放り込み、戻ってきた彼女にカートを渡した。
僅か数分でカートの中に沢山入っているモノを見て何か言おうとした所で
「あぁ、壊れていた寝室の電球をLEDに換えて点くようにしておいたから」と云った。
本当はDAISOの商品なのに「いやぁ・・・・高いねぇLED」と小さな嘘をつく。
「トイレットペーパーも沢山補充しておいたから」と云った所で彼女の何か云いたそうな口は閉じた。
「卵が無いね」と彼女が横を向いたスキに、私は一番のオススメと書かれていた「紅はるか」の焼き芋をサッと載せた。