少し風が強いけれど、3日ほど外へ出なかったので頑張ってウォーキングをすることにした。
北海道の西半分は猛吹雪だそうで、そのおすそ分けの風だけが吹いている。
札幌の方から峠越えをしてきたトラックは雪の衣をガチガチにまとい、路面に全く雪の無い街を不思議そうに走り抜けて行った。
雌阿寒岳がいつもより大きく見えるのは風で空気中の色々なものが吹き飛ばされているからだろうか。
こんな日は雲も流されて夕陽を綺麗に見せてくれるかもしれない。

それでウォーキングを適当に切り上げて一眼カメラ持参で港へ車を走らせた。

風に煽られながら夕焼けに染まってき始めた街を撮りながら夕陽の方向を確かめたら、何と海に沈まず街の建物の奥に消えそうな気配。

「おぃおぃ、沈む位置が違うだろう」と思ったのだが太陽が私の云う事を聞いてくれるはずもなく、鼻水を垂らしながら車へ戻った。