琵琶瀬展望台から一気に道を下り、霧多布湿原へ到着。
6月にはエゾカンゾウやワタスゲが満開になる湿原だがまだ一面の草原。
広さだけを味わった。
道路の反対側にある嶮暮帰島(けんぼっき)は、あのムツゴロウさんが最初に動物王国を作ろうとした場所。
しかし一年少しで撤収し、島から近くの陸地に場所を移したのは、あまりの寒さに負けたから(彼は認めていないけれど)
島の周りを寒流が囲んでいるのだから馬も牛も「何とかしてくれ」と悲鳴を上げたことだろう。
橋を渡って霧多布の市街地へ入った。
チリ地震の津波で一時ほぼ壊滅した町は、あのルパン三世の作者、モンキーパンチの故郷だ。
あまりアニメに興味が無さそうなのでスルーし、行ったのは霧多布岬。
数十年前にシンボルであった巨大なローソク岩は崩れて無いが先端に立っている霧多布灯台もロケ地だ。
タイトルは確かハナミズキ。
一度は離れた二人が偶然にも再会し抱き合ってキスしたラストシーンに使われた場所だ。
前回書いた釧路川河畔のサスペンスに使われたロケ地のように、抱き合って熱いキスする演技をしようかと思ったが、あの時のK子さんの冷たい視線を思い出し、何とか演技を思い留まった。