北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

アッシー君の東北海道観光巡り4 屈斜路湖

2024-04-18 15:31:02 | 旅行
※ 硫黄山の続き

硫黄臭で満ちた硫黄山の近くに、川湯温泉がある。

昭和の人なら誰でも知っている、「巨人、大鵬、玉子焼き」と云う言葉。
「好きなもの」の一つに挙げられた大横綱 大鵬の出身地なので記念館が作られているが、その温泉街を抜けて行く先は日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖。

釧路川の水源でもある屈斜路湖は、アイヌ語の水が流れ出る口「クッチャロ」に由来する。

真冬には全面結氷するが、砂湯など一部地熱が高いエリアは凍ることなく白鳥が餌を求めて集まる。

その砂湯と云う言葉は、岸辺の砂を手で掘ると湯が沸きだすことに由来する。
岸辺に砂を掘った跡が至る所にあるのは、そのためだ。

「揚げイモ 食べる?」と訊いたら「食べたい」と云うK子さんの希望に従って売店へ行ったら売り子は東南アジア系の外国人になっていた。

流ちょうな日本語で「3分程かかります」と云われ、紙袋に2個入れられて渡された揚げイモは以前よりサイズが小さくなったような・・・・・

湖岸の椅子に並び、熱いイモを1個ずつ分け合って食べる幸せを感じるひと時。

少し遠いけれど亡母が大好きだった美幌峠からの眺望をK子さんにも見てもらおうと決めた。

アッシー君の東北海道観光巡り3 硫黄山

2024-04-17 22:13:50 | 旅行

※ 摩周湖の続き

摩周湖第三展望台から北側へ下りる道は、グニャグニャの連続だ。
飛ばし屋の私でもエンジンブレーキを使いながら慎重にハンドルを動かす。

高度がどんどん下がるので、ただでさえ聴力が衰えている耳がさらに聞こえなくなる。

私との垣根を数時間で取り払ったK子さんは、一生懸命 一生懸命話し掛けて来るのだが、よく聞こえないので適当に返事をした。(ゴメン)

坂を下りきって行くところは硫黄山。アイヌ語でアトサヌプリ(裸の山)と呼ばれている活火山だ。火薬の原料である硫黄を掘り出した跡があると聞く。

車で走っていると硫黄臭がどんどん強くなり少し怖さを感じる程の噴煙だが、無数にある噴気孔に近づくことを禁止されてはいない。

小学生の時、買ってもらったアサヒペンタックスに人を撮るには一番適していると云われた135ミリの望遠レンズを付けて硫黄臭のする山に向かっていたら何処かの写真倶楽部が凄く綺麗なモデルさんを囲んで撮影会をしているのを見つけ、図々しくも無断で混ぜて貰い、田舎のネェチャンしか見たことのない私は心をトキメカセてモデルさんにレンズを向けたのだが、何とモデルさんは135ミリのレンズが美しく撮ってくれることを知っているようで、私に視線を向けてくれたのを嬉しく思い出した。

今日はデジタルカメラを持ち、隣にはK子さん。
歩いていて一発も車の中で出していなかったことを思い出した途端モヨオシタ。

K子さんには申し訳ないが、さり気なく気体を連続放出。
硫黄臭の中に僅かながら生物臭が加わったが、誰も気が付く人はいない。


アッシー君の東北海道観光 巡り2

2024-04-17 08:51:13 | 旅行
※ 少しだけ その気になったので前回の続き
本当は、その気になったのではなくホテルへ迎えに行く時間に間があるから。

アッシー君の東北海道観光 巡り2の始まりです

前回は摩周湖第一展望台から見下ろした写真を添付したけれど、摩周湖には消滅した第二展望台と、まだ現役の第三展望台、それにグルーッと湖を大回りした反対側に裏摩周展望台がある。

裏摩周へ行くのは、とってもとっても遠くて大変なので、時間と体力に余裕があって「どうしても行きたいの ウッフン❤️」と云われた時でもなかなか行かない。

冬期間閉鎖されていた第三展望台へ向かう道路が一日前に除雪され開通したとニュースに流れていたのを思い出して第三展望台へ向かうことにした。

同じ道を戻るよりは良い。

第三展望台のPは路肩に余地があるだけ。確かに道路はきれいに除雪されていたが、先客の動きが変だ。

展望台へ上がる階段が雪に埋もれたままなので、路肩に除けられた雪山の中から上がれそうな場所を探し、雪を踏みしめて湖が見える所まで行こうと頑張っているのだ。

何と大喜びで雪と格闘しているのは、雪の無い街から来たK子さん。

その先は崖だから危ないよと云う忠告を無視し足首まで埋まる感触が楽しいのか子供のような顔で私を置き去りにした。

アッシー君の東北海道 観光巡り

2024-04-16 09:12:40 | 旅行

さて、初対面のK子さんを迎えた初日。

本当は空港から直行で釧路湿原を一周するつもりだったが、確認したら霧に包まれることの多い摩周湖は良い天気だとの情報。

と云うことで急遽目的地変更。

途中で湿原を見下ろす細岡展望台や、隠れたロケスポットに寄り道をしながら滑舌の悪い私の説明を静かに聞く彼女。

と思ったら垣根が外れたのか急に狂ったように話し始めた。
今度は私が聞き役(笑)

それで途中、摩周湖に寄る前に行こうと決めていた観光バスがスルーする多和平への案内標識を見落とし、仕方が無いのでそのまま摩周湖を目指した。

情報通り摩周湖は晴れていた。

湖面に薄っすらと浮かぶ氷が確認できるだろうか。

微かに知床半島付け根にある斜里岳も確認できた。

※ この続きはまた、その気になったときに

覚悟をきめたとき

2024-04-15 08:39:59 | 日記
昨日のことだ。
初対面のマイフレK子さんが空港へ降り立つ日だ。

羽田のように広い空港では無いので、大勢の人が行き交うこともなく、荷物受け取り口の先が唯一の乗客の出口だ。

打ち合わせてある合い言葉を太字のマジックで書いた紙を出てくる乗客に見えるようにして待つ。

「私、ドンくさいから出てくるのは遅くなるから迎えも定時より遅くて良い」と云われていたのだが、それにしても遅い。

もう出てしまったのかと心配になり、ロビーに残っている人に紙を見せて廻るが皆??と無反応。

もう一度ゲート口に戻ったら、荷物をチェックする係の女性が(もう誰も残っていませんよ)と云う顔をする。

(これはヤバイかも)と心配になったとき、ゲート奥にあるらしいトイレから人が現れた。

どうやらトイレで個体か液体か、それとも気体かは知らないが放出して身軽になっていたのか、それとも入念に化粧をしていたのか・・・・・・

とにかく最初からドキドキしたが無事に対面でき車に乗せて出発。

先ずは何処までも続く直線道路を走る。

しばらくして助手席で妙な動きをする彼女に気がついた。

胸元を広げて手を入れ、ゴソゴソしている。
どこか痒いのか? 脇汗でも拭いているのか、それとも乳の位置を修正しているのか・・・・・・?。

ハンドルを握りながら視線が勝手にチラチラと横を見てしまうし気になって仕方が無い。
直線道路を蛇行する私の車。

だから、思い切って訊いた。

「ねぇ、もしかしたらだけれど、胸元を広げてオレを誘惑しているの?」

彼女はギエッと慌てて「違います、違います」と否定したのたが、何をしていたのかは言わない。

(危ないから胸元を広げるのは停まっている時にして欲しいなぁ・・・・・・
誘惑するなら面倒くさいから最初からポロンと出してくれた方が手間は省けるし「手伝って」と言われたら、いくらでも手伝ってあげるからさぁ)と云う言葉を飲み込む。

どうやら、無事に私と遭遇でき、車に乗った途端気が緩んで自分の部屋にでもいるような気持ちになった様子。

つまり、既に私のことは意識していないようだ。

これは鈍くさいどころか、相当の難物に違いないと、このとき確信した。