大分県、宇佐市安心院町は全国的にも「グリーンツーリズム」運動の先進地として有名である。私もグリーンツーリズム研究会を立ち上げる時、副会長として関わった。(農家では無いのに、外部からの意見が欲しいと言うことで)もう10年以上も前の事だ。グリーンツーリズム運動とは、目新しい観光名所を作ったり、お金を掛けてイベントをしたりせずに 地域にある物、価値の再発見的な見方をするような考え方である。
全国には稲を刈った後の藁を積み上げていく「藁こずみ」にそれぞれ地域の顔があるそうだ。何処の地方も「我が一番」とほこりを持っている。「正統派藁こずみ」と自称している物もあるし、キャラクターを使った子供向けの物もある。
刈り取った後の田圃に沢山の「藁こずみ」が積み上げられた様なのんびりした景色は今はほとんど見ない。コンバインで一瞬のうちにカットされてしまう。ちょっと寂しいこの頃である。