高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

商品開発

2008年02月06日 12時25分12秒 | 作品紹介

昨年はミラノに向けての気が行ってしまっていた。その分、新しい商品開発が疎かになっている。今、私の工房で、一番懸案になっているのは 新しい客層のアピールできる商品開発である。また、若い世代の人たちに気軽に入って貰える商品を作っていかなくてはならない。本格的な「竹ハンドバッグ」としては、全国の多くの方に認知して頂き、また、応援して頂いている。しかし、手を掛ければどうしても値段的に高額な物になり、敷居が高くなる。もう少し、お値段的にも機能的にも20代、30代のお客様に使って頂けるようなバッグや小物を作っていかなくては?しかし、安くする為、中国で生産するなどモラルに反したことだけはしたくない!

Photo 一つの方向として、「皮」の部分を取り入れた作品を作ることにした。昨年、お客様のオーダーでお作りしたランドセルなどは、どうしても竹だけでは製作できない。ランドセルは特殊な物としても、蓋の部分だけ皮になったポシェットや手提げ篭を作っていけば、また、違ったお客様にアプローチできると思うのだが?

早速、大分市にある、皮工芸のお店に行ってみた。しかし、小売値段でしか販売して頂けない様で、皮の部分だけの値段でとても高い物になってしまいそうだ。あちら、こちらと伝手を頼って部材を作ってくれる所を探すことになる。早速、知り合いを通じて1軒、紹介していただいた。東京の業者であるが、今は宅急便が発達しているので、大分でも東京でもあまり問題はない。今月の19日からの東京出張に合わせて相談に乗って頂くことになった。

良い作品が出来ると良いのだが?

竹工房オンセ

コメント (4)
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