修理のバッグが届きました。
箱を開けてみると、15年ほど前に作った、書類入れのバッグである。
私が、ハンドバッグを作り始めた頃の作品である。
「懐かしい!」
厚さも6センチほどしか無く、本当に書類入れとしか使いようの無い作品である。
片方の足が取れてしまい、縁の上の乗ってしまったのか?縁が弾けてしまっている。
通常の状態であれば、こういう、竹が弾ける損傷はあり得ないのですが、上に乗ってしまったり、特別な圧力で鋏まれた場合に、竹の弾力を越えて、折れとか弾きが起こる。
長年使い込んだバッグは、何とも言えない光沢と艶を出している。
しかし、嬉しいものである。我々、職人は作品を通じて、お客様と会話をする。
「どんな使い方をしてくれているのか?」
「気に入って使ってくれているのだな。」
「・・・・・・・・・・・」
出来る限りの修理をさせてもらいます。
また、15年経って、この作品を見てみたいものだ!
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