高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

バッグの修理 

2012年09月27日 05時31分40秒 | 竹細工作業工程

先日ブログで紹介した、「15年前の書類入れ」の修理ができました。
この作品は、見れば見るほど懐かしくなります。細かいところが、現在の仕様とは違っていて、ホントにプロトタイプとして作った物でした。

足の部分の修理は、籐飾りのやり直しだけで済みますので、比較的簡単に修理できます。問題は、何かの拍子にバッグに、強い圧力が加えられ、(乗ってしまった??縁が折れて閉まっていたことです。
Cimg0635 この部分は、折れてしまっているので、縁全体を新しいものと取り替えることになります。

Cimg0667horzvert
縁を取り替えるには、
まず、内布を剥がし、持ち手を外して、ようやく縁の取替え修理にかかります。

残念ながら外側の縁だけでなく、内側の縁も真ん中の征竹も折れていました。

新しい縁は、なるべく色の近いものを探し出し、新品のままだと、縁だけが浮き上がってしまうので、少し擦って、古めかしく加工します。

新規の縁を取り付けて、足の部分の籐飾りをやり直し、

一旦外した、持ち手をもう一度付け直します。
今回は、修理した部分だけでなく、全体に漆をかけ直ししました。

これで、「いったい、何処が悪かったの?」と、ほとんどの方がびっくりされます。
15年使い込んだバッグには、お客様の思い出もいっぱい詰まっており、愛着が有るのでしょう。
これからも、20年、30年と使い込んだ、自分の作品と出会うのが、楽しみです。

箸の通信販売 竹バッグ  すべらない箸  名入れ箸 

名入れ ギフト 記念品 贈り物 竹細工 箸 名入れ   

このブログの応援をこめて、下のバナーを ポチッと押して下さい!

にほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイド作家へ←ポチッ!

ワンクリックありがとうございました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする