この1月から3月の間は、春からの忙しくなるシーズンに向けて、製作に追われています。今週は、虎竹の買い物籠。
虎竹と云うのは、淡竹の変形種と云われている。日本では、主に高知県で採れる竹で、ネット通販では有名な「竹虎」で扱っている竹である。私の所も30年以上前から、山岸君の所から、材料として虎竹を購入している。
独特の斑模様が美しく、1本1本の模様が違うため、面白い作品を作ることが出来る。真竹に比べて硬めで、パリパリ割れて気持ちが良い。
この日は、底編みをした竹を熱であぶり、立ち上げるところである。
ゆっくりとしたフォルムを作る場合、真っ直ぐに横に広がった編地を、立体的に起こす場合、暫く水に付けて置き、竹を柔らかくしてから、手で癖を付けながら起こすやり方と、
今回の様に、きゅっとした立ち上がりの形を作りたい時は、角の所に熱を当て、直角に熱で曲げて行くやり方がある。
昔は、電気コテを当てて、起こし上げて居たのだが、現在は工業用のドライヤーで熱を当て、手加減で曲げて居る。
この熱で曲げて居る時にも、虎竹は真竹に比べて、硬いですね~。
つづく
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