竹細工の作業の中で、ヒゴの幅取りという作業があります。
どんな事か?というと・・・・・
2本のナイフを木に打ち込み、そのナイフの間に竹を通すことによって、広い部分を切り取っていく作業です。
こんな感じです。
この時、打ち込む木の材質ですが、
刃物を打ち込んでも、抜いた時に元に戻るような、弾力のある柔らかい木が良いのです。
硬い木だと、打ち込むのも大変ですし、変に横向きに力を掛けたりすると、刃先が折れたりします。
柔らかい気だと、打ち込むのも簡単ですし、手で捻って微調整することも出来ますし、抜いた後も復元力が強く、元に戻ります。
一番良いと思われるのが、銀杏の木です。
まな板によく使われて居ますよね。
昨日は、ちょっと銀杏の木を探しに製材所に行きました。
私達が使うのは、直径10センチほどの角材があれば良いのですが、そういった形状の物はありません。
そんな細い所は、伐採した時に邪魔になるので、山で放置されて居るようです。
木の幹の太い部分だけが切りだされ、製材されて、まな板に加工されるようです。
製材所の人に、使い方を説明し、細いところが無いか?聞いた所、
「そんな細い所は無いけど、この木を少しあげるよ。」と、言ってくれたのです。
そして、直径が40センチ近くある銀杏の木を輪切りにしてくれました。
その時使った、チェーンソーの切れ味にびっくり!
物の5秒くらいで切ってしまうではありませんか!
さすが、プロの道具は凄い!ホントに凄い!
パワーも凄いのですが、チェーンソーのバーも80センチ位あるような大きなものです、
そして、切れが抜群に良いのですね、研ぎ上げられて居るのですな~
見ていて、実に気持ちが良い!