高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

亀甲編みの盛り皿

2015年05月11日 04時42分13秒 | 作品紹介
直径40センチの亀甲編盛皿
しばらく、品切れ状態だったのですが、ようやく出来ました。


40センチの盛り皿を作るには、45センチほどの長さの竹が入ります。

真っ白で、傷がなく、同じ色目で、節間が45センチの竹を揃えるのは、大変な事です。
帰って、染めたり、磨いたりするほうが、作業工程は増えますが、竹を揃える事は簡単に出来ます。

以前、お買い上げ頂いたお客様からの、追加注文で制作することになりました。
今回、やっと5枚作り上げましたが、この写真をフェイスブックに乗せたら、フェイスブック仲間から、「私も欲しい!」と、即日完売してしまいました。ありがたいことです。



大きな作品ほど、細かい所、デティールを丁寧にしないと品が出ません!
柾竹が美しい!一本一本、ナイフで面取りしています。

普通、柾竹と云うのは、全体の幅を割って行くだけですが、今回は、一本一本を別々に取って、ナイフで面取りしてあります。この方が、高級感があり、見た目にも優しく感じます。



コメント
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