いよいよ、今回の後継者育成事業も、最後の週、5日目、6日目となりました。
5日目は、伝統産業会館での最後の授業、
先週までに教え込んだ、網代編みの仕上げに入って来ました。
この日は、仮止めした縁を本番の籐に替える作業と、四隅の角に付く、足の制作です。
何とか、全員のお尻を叩いて、無理やり指導しています。
「出来ない分は、夜なべしてでも、翌日までにやってこい!」と、厳しくも愛の鞭を叩く。
5人ほどは、ある生徒の家に泊まりこんで合宿をしたそうです。
く~、辛いですな!
そして、翌日の最終日。
この日は、これまでの伝統産業会館では無くて、工房オンセでの作業と為ります。
午前中は、四隅の足の仕上げ、午後からは、漆塗りの作業です。
まるで、難民キャンプの様な雰囲気に為りました。
工房オンセが、過激派に占拠されたかも知れません!
漆に慣れない生徒たちは、これでもか!というほど、防御していますが・・・・・
被れる時は、被れるんですよね~!(笑)
皆さん、こんな格好で作業していました。
いったい、誰が誰だか?さっぱり判りません。
3時過ぎに、漆塗りも終了し、全ての工程は終わりました。
話を聞いてみると、ほとんどの生徒が、夜中の3時過ぎまで、夜なべ仕事をしながら、最終日を迎えたようです。
後継者育成授業の中で、最も厳しいと言われる、私のコースを頑張り抜いたのです。
きっと、今回の経験は、彼らの未来に大きく関わってくるものと思われます。
君たちの明日には、希望が待っているぞ~!