高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

新宿伊勢丹 2

2008年02月22日 08時54分00秒 | 青竹箸

インターネットで「名入れ箸」の注文を下さったお客様が来てくれた。今春、結婚なさるそうだ。「披露宴にゲストのお名前を彫ったお箸を並べたい!」という事でオーダー下さった。お住いが東京の方だったので、「新宿伊勢丹の九州展に実演しておりますので、宜しければ見に来て下さい」とメールで御案内しておりました。思っていた通り、素直な優しそうな可愛い方でした。

何時も、名入れ箸にお名前を彫る時に「どんな方が使うのだろう?」と思い浮かべながら、楽しんで名前を彫っている。特に、今回の様な「結婚式のお客様に」と使って頂くシチュエーションまで目に浮かんでくると、尚更、気持ちが入っていく。若い素敵なカップルの門出の席に「名入れ箸」を使って頂けるなんて、本当に嬉しいですね。

昨日も、幼稚園児のお子さんを連れたお客様が、最初は御飯しゃもじを見ていたのですが、箸の使いやすさや、名入れが出来ることなどを話しているうちに、どんどん、気持ちが伝わって行き、結局、最後には、御家族分とご主人の両親、自分の御両親や兄弟の分まで、箸箱と合わせてお買い上げいただいた。品の良い素敵な奥様でした。 たかが箸と思う無かれ、お箸を通じて、爽やかなお客様との心の触れ合いが持てるのだ。こんな気持ちの遣り取りは店頭に立たないとなかなか味わえない物ですな。

竹工房オンセ

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