高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

青竹箸 2

2013年11月14日 08時26分52秒 | 

昨日からの続き

Cimg7300_2  この面取りの深さで、それぞれの作り手の表情が現れます。
深く面取りをしたものは、何となく優しい優雅なお箸に見えます。
面取りが浅いと、規律正しい生真面目さが現れたお箸になります。

削り終わったお箸は、一善ずつ、水分を拭き取り、ビニール袋に入れて、冷凍保存します。

12月31日に解凍し、元旦の朝、食卓の彩として使って頂ければ幸いです。

生の青竹箸は、ドンドン青みが抜けて行きます。
使った後、冷蔵庫に入れて行くと、段々と黒ずんで来ます。青みを残しておこうと思えば、使った後さっと洗い、またビニールで包み冷凍保存すれば、もうしばらくは、青い状態が続くでしょう。

一番良くないのは、湿気のあるまま、箸立てに立てて置くことです。あっという間に、カビが生えて汚くなります。
使った後、よく拭いて、乾燥させて下さい。
青みは抜けて行きますが、乾燥させれば、綺麗な象げ色のお箸に変わっていきます。

是非、新年を青竹箸で楽しんでください。

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