高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

色付け完了

2011年11月10日 06時44分21秒 | 

竹箸業界のドン、「山ちゃん」のおかげで、漸く名入れ箸の名前の部分に色付けをすることが出来た。

山ちゃん、ありがとうございます。

Anigif
ここに辿り着くまでには、随分、あっちに行ったり、こっちに行ったり、試行錯誤の連続であった。

一番最初は、「名入れ箸」を実演していると、
お客様から、「年寄りには見えにくいので、色が付けられないの?」と、言われたことから始まった。

「簡単に出来るだろう。」と思っていたが、何が、何が、紆余曲折の連続であった。
一番最初は、マジックを使って実験、油性マジックを塗ってみると、彫った部分だけでなく、マジックを全てが落ちない。
水性マジックを塗ってみると、彫った所以外は、すぐに拭き取ることが出来るが、食洗機にかけてみると、肝心の名入れの色も落ちてしまう。

マジックでは無くて、いろんな塗料を試してみる・・・・・・・
実にいろんな塗料を買ってきては、実験を・・・・・・・

ようやく、色付けに成功し、色落ちしない所まで出来るようになってきた。
しかし、一般的な塗料では、「食品衛生法」をクリアー出来ないのだ。

「お箸の元の部分に少しだけ色を付けるのだから、良いだろう。」と云うことでは、通用しない。
そして、最後に辿り着いたのは、竹箸のドン「山ちゃん」であった。

ちゃんと、国の認定機関での品質証明書までついた塗料を分けて頂くことが出来た。
これなら、ホームページに掲載していっても、何処からもクレームが付くことは無い!

本当にありがとうございました。

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