352号線を使って、百名山を2座登る予定が転じて、1座登って352号線を走る旅となりました。
この国道を使う主な山の登山口は、越後三山、平ヶ岳、会津駒ヶ岳、燧ヶ岳などがあります。今回はそのうち越後駒ヶ岳と平ヶ岳を登る予定でした。関越自動車道の小出ICから352号線に入り、枝折峠の登山口から越後駒ヶ岳に登り、長大な奥只見湖沿いを通り銀山平へ。さらに東へ向かい結局上らなかった平ヶ岳登山口をやり過ごして檜枝岐へ。この村は、平ヶ岳、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳の登山口でもあり、尾瀬の東の入り口でもあります。
枝折峠です。ここを通って銀を越後に運んでいたのですね。尚、この枝折峠は雲海の展望台としても人気のスポット。
国道352号線は、新潟県、福島県、栃木県を結ぶ240kmの道です。
この国道を使う主な山の登山口は、越後三山、平ヶ岳、会津駒ヶ岳、燧ヶ岳などがあります。今回はそのうち越後駒ヶ岳と平ヶ岳を登る予定でした。関越自動車道の小出ICから352号線に入り、枝折峠の登山口から越後駒ヶ岳に登り、長大な奥只見湖沿いを通り銀山平へ。さらに東へ向かい結局上らなかった平ヶ岳登山口をやり過ごして檜枝岐へ。この村は、平ヶ岳、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳の登山口でもあり、尾瀬の東の入り口でもあります。
その登山口の近くには、駒の湯温泉、白銀温泉、檜枝岐温泉などの名湯が連なります。こうしてみると山好き、温泉好きにはたまりません。
ただし、今回僕が通った、小出から南会津村までの間には、コンビニ(大手のという意味ですが)ありません。この間約150kmです。首都圏からこの山域に入る方、関越自動車道、東北自動車道降りたら必ず食料の補給をしてください。
今回平ヶ岳を諦めたわけはいろいろありますが、その一つが補給の失敗でした。
檜枝岐から352号をさらに東へ向かうと延々と深い山道が続きます。猿の親子が頻繁に登場します。そういう国道です。普通であれば、栃木に入ったあたりから400号に乗り換えて那須インターに向かうのですが、そのまま352号を進むと、鬼怒川、日光へと続きます。
思いがけず、新潟から福島、栃木を通って神奈川に帰る700kmの周回コースとなりました。
352号線の見どころ(?)は、越後駒ヶ岳登山口の枝折峠から平ヶ岳登山口までの約70kmに及ぶ奥只見湖に沿った分離帯のない細い山道でしょう。そしてこの区間、11-6月は冬季(!)閉鎖となります。通称酷道352号線だそうです。途中銀山平以外集落なし、沢をたくさん超えるため、増水時には車がハマることも。小出から銀山平までは、奥只見ダム建設のためにシルバーラインというトンネルが掘られ一般的にはこちらを使います。そのため、352号線の小出から銀山平までの区間が舗装されたのは1990年台だそうです(驚)。
さて、この銀山平、その昔は(日本ということは世界)有数の銀山だったようで、こんな山の中に銀の鉱山都市があったそうです。この銀を運ぶために使われていたのが今の国道352号線、と言っても良いでしょう。現代の国道でも酷道なのですから、当時は大変だったことでしょう。銀の道、と呼ばれていました。
枝折峠です。ここを通って銀を越後に運んでいたのですね。尚、この枝折峠は雲海の展望台としても人気のスポット。
銀の道の面影は、駒の湯温泉から枝折峠、正確には少し離れた明神峠を通り、銀山平に抜けるハイキングコースに見ることができろそうです。約2時間のコース。
みなさん、いかがですか?車の運転が嫌いでなければぜひどうぞ。きっと楽しめますよ!