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早朝、埼玉県小鹿野町から見た両神山です。初めて見た両神山の姿ですが、一目でわかる山頂部です。これを見て、深田久弥が100名山に選んだ理由がわかったような気がしました。
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両神山は奥秩父の埼玉県小鹿野町にある、埼玉で唯一の日本百名山です。関越自動車道の花園インターから甲府へ抜ける国道140号線で小鹿野町には自宅から約3時間かかります。それでも開通した圏央道のおかげで随分短縮されました。今日は両神神社のある日向大谷から、荒川源流の薄川を遡り、源頭をへて尾根に出て山頂に至る両神山のメインコースです。
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薄川沿いに何度か渡渉しながら遡ります。この一帯は広葉樹林帯ですがまだこの時点(10/26)では紅葉は始まっていません。
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1時間ほどで清滝の大岩壁に出逢います。
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清滝小屋を過ぎるあたり、標高で1,200mを超えると薄川の源頭となり、紅葉も見えるようになりました。ここが荒川の源流の一つ、ですね。
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晴天と紅葉がコラボレートして美しい!
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尾根に出ると山頂部分が現れます。錦の織物を羽織ったようです。
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両神神社本宮。この二日間の寒波で一帯の山岳には雪が降りました。関東の人は一気に白くなった富士山に驚いたことでしょう。
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両神神社では、狼が眷属(従者)だそうです。この両神という名前ですが、日本武尊の東征で、この山を八日見たから、ようかみ→りょうかみ、となった説と、イザナミとイザナギの両神を祭っているからという説があるそうです。どちらでも日本の神様由来で素敵ではないですか!イザナミとイザナギなら子宝に恵まれそうだし、日本武尊であれば、日本書紀では相模国から甲斐国に抜けたとあり、本当にこの山を眺めたのかもしれませんね。
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山頂までは紅葉と雪を眺めながら歩きます。雪はまだこの季節ですから日が当たるとすぐに溶けます。ポタポタ垂れる雫を浴びながら歩くのも楽しいものです。
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雪と落ち葉のコントラストも良いです。
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2時間半ほどで岩の上の山頂に到着。特に南西方向に開け秩父の山々がよく見えました。
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東京都最高峰の雲取山。
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秩父の山々の向こうに雪化粧した富士山。毎日眺めていますが、この二日で、真冬並みの姿になりました。
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真ん中の三角形が甲武信岳。なかなかその姿を見ることができない山と思っていましたが、ここからは完璧に見えます。
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八ヶ岳が近くに見えます。
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ここからはよくわかりませんが浅間山も雪化粧しています。高速道路からはもっと白く見えました。先行者によると、浅間山の雪は今日になって随分溶けたそうです。残念ながら北東の谷川岳や上越の山と、山頂から北に向かうギザギザの峰々は見えませんでした。深田久弥はその日本百名山で、この両神山をその西にある御座山(おぐらやま 2,112m)に登る途中の山として記載している。登った時には、この山は主役ではなかったようです。
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日向大谷の登山口には両神山荘があり、駐車場は1日千円で提供されていますが、300m下には無料の駐車場があり
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秩父の山々の向こうに雪化粧した富士山。毎日眺めていますが、この二日で、真冬並みの姿になりました。
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真ん中の三角形が甲武信岳。なかなかその姿を見ることができない山と思っていましたが、ここからは完璧に見えます。
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八ヶ岳が近くに見えます。
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ここからはよくわかりませんが浅間山も雪化粧しています。高速道路からはもっと白く見えました。先行者によると、浅間山の雪は今日になって随分溶けたそうです。残念ながら北東の谷川岳や上越の山と、山頂から北に向かうギザギザの峰々は見えませんでした。深田久弥はその日本百名山で、この両神山をその西にある御座山(おぐらやま 2,112m)に登る途中の山として記載している。登った時には、この山は主役ではなかったようです。
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日向大谷の登山口には両神山荘があり、駐車場は1日千円で提供されていますが、300m下には無料の駐車場があり
ます。
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山容を障害物無しで撮るのは難しいのですが、今日は良い場所がありました。すすきが障害物なんですがこう撮るといい感じではありませんか?道の駅両神温泉で日帰り入浴600円。
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