1月27日はお昼に時間があり、年末見切れなかったメトロポリタン美術館を再訪。ここには楽器のコーナーがあり、もしやと思い行ってみると、やはりありました。バイオリンの名器、ストラディバリウスです。写真の楽器は1711年、ストラディバリが67歳、最盛期と言われる頃の作。どんな音がするのでしょうか?触る事はもちろん出来ませんが、目の前で見ることができて感激です。彼の作品は、バイオリンがもう一台と、チェロがありました。他にはアマティのバイオリン、ビオラを見ることができます。しかし、見れるのは嬉しいですが、楽器は弾かれて始めて生きるもの。ここに鎮座している名器の思いはいかに。
現存する最古のピアノ、だそうです。1720年、イタリアのフローレンスで製作されたものです。当時の英語名は、ハープシコード ピアノフォルテ。この製作者のクリストフォリさんが、初めてハンマーが弦を弾くメカニズムを取り入れたのだそうです。(解説にそう書いてあります)羊と鋼の森、という映画(小説)有りましたね。つい昨日、ブラジルからの帰りの飛行機で見たばかりで、何か、300年前と今が繋がったような錯覚を覚えました。
ハンマーも弦も、今のピアノに比べれば華奢です。
Takは中学生の時、ブラスバンドに所属してトランペットを吹いていました。自分の触ったことのある楽器には、やはり目が行きます。ここには、これだけでは無く、日本の琴やアメリカ最古のパイプオルガン、打楽器からリコーダーに至るまで多くの楽器が陳列されていますが、やはり、ストラディバリウスは一際輝いていました。
この世界最大の美術館には、エジプト、ギリシャ、ローマから、アジア、アフリカの、古代、中世、近現代までのアートが収蔵されています。頻繁に入れ替えがあるようで、何回来ても見所は尽きないようです。皆さんも、是非どうぞ。