Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

久しぶりに大阪を走る

2021-10-31 17:28:00 | 徒然
長い在宅勤務から通常モードに戻ってきました。これが意外と疲れます。みなさんはいかがでしょうか?一日中職場にいる、出張で東京に行く、夜飲みに出かける。つい一年半前までは当たり前だったことがすっかり体に馴染まなくなったようです。


という事で、ヘロヘロだった今日のランの言い訳でした。


大阪城公園のイチョウも少し色づき始めました。



今週は稲村が岳

2021-10-30 20:54:00 | 大峰奥崖道
今週も大峯奥駈道を攻めます。この写真は先週登った大普賢岳から見た稲村が岳ですが、右に、いいね!の親指のようなものが見えますよね。これがどうも気になったわけで、稲村が岳というより、この親指、大日山に登ってきました!いいね!はFacebook→Metaに社名が変わり、どうなるのでしょう?


稲村が岳は大峰山登山口の少し手前の母公堂にあります。8時過ぎに着くと10台程度の駐車場はすでに一杯で今日も路駐です。ちなみに近くには名水ゴロゴロ水と、洞川温泉があるため、有料駐車場は沢山ありますが、少し先に行くとスペースはあります。この山域は車でないと日帰りは無理です。


大峰山寺のお膝元、見事に手入れされた杉林を登ります。


急坂もなく、快適な登りを進むと紅葉が始まります。


まだ浅い紅葉が美しい!


50分ほど登ると、尾根にでます。法力峠と言いますが、どんな力で切り開いたのか?


さらに尾根を50分進むと、山上辻の稲村小屋が現れます。ここは、山上ヶ岳(大峰山)への分岐となります。


これが大日山。これ登れるんか?穂先に紅葉が見られます。北アルプス槍ヶ岳の穂先とは随分違いますが、雰囲気は堂々の大峯の槍です。


大峰の槍、までは笹の尾根道を進みます。


穂先の根元。木がびっしり生えていて、これなら登れそう。


とはいえ、結局梯子と鎖で攀じ登らざるを得ないわけです。



山頂は残念ながら眺望はありませんが、大日如来を祀る社があります。剣が鎮座しているはずとの事で探している2組と会いました。そのような物はありませんでした。もしあれば避雷針になってしまいそうな場所です。


かろうじて山上ヶ岳が見えました。


大日山を降りて登り返すと、直ぐに稲村が岳山頂に着きます。


ここはいい眺めでこれまで登った山たちと再会できました。


山上ヶ岳、大峰山。すでに冬支度で山頂の大峰山寺はクローズだそうです。


先週登った大普賢岳。雲がかかり、あのアップダウンをお見せできなくて残念。


そしていつも山頂が隠れている弥山と八経ヶ岳。


下は山上ヶ岳に向かう尾根から、女人結界門のあるレンゲ辻で降るコースとなります。以前山上ヶ岳に登った時、レンゲ辻経由下山する予定でしたが、コース状況が良くないとの事でやめたルートです。


紅葉はもう最高にキレイ!ですが、先週同様人影はなく、トレースもわかりにくい。昼を過ぎるともう夕方の気配となり、静寂感と相まって、寂しいです。これがいいんです。


レンゲ辻の結界門まで来ました。女性が1人恨めしそうに門を眺めています。聞くと300名山も残すところ40座弱のツワモノ!でした。やはり、今時の女人禁制には異議あり!


ここからは急な下りとなります。ルートを外さないよう、尻餅つかないよう、結構慎重に降りました。


途中からは沢となり、夏ならばマイナスイオンを拡散させる素敵な下りになるのでしょう。

今日は初めてYAMAPのお世話になりました。なかなか便利でした。


ちなみに周囲の位置関係はこんな感じです。山上ヶ岳、大普賢岳、八経ヶ岳の位置関係です。ご参考まで。
今日は少し雲がかかって残念
紅葉は1,000m以上でうつくしぃ!
稲村が岳は、山上ヶ岳が女人禁制のため女性のための大峰山といわれる
そのせいか、単独の女性が結構多い
レンゲ辻までのトラバースは、急斜に細い道がつけられていてなかなか怖い
相変わらず、高所恐怖症でこの山も怖!
締めはお馴染みの洞川温泉センターで
お一人様700円也


























大普賢岳から七曜岳周回

2021-10-24 12:11:00 | 大峰奥崖道


大峯奥駈道も5回目となります。今日は大峯山と八経ヶ岳の間にある大普賢岳と七曜岳を周回するコース。写真中央が大普賢岳、右が小普賢岳。見るからにアップダウンがキツい。


この山も修験の山。岩の窟で祈りを捧げた。普賢とは仏教の菩薩。知恵の文殊と慈悲の普賢と言われているそうだ。


10月も下旬となり紀伊半島にも紅葉がやってきた。標高1,000m位から始まっていて、まだまだ始まりの好きなタイプの紅葉。


登山道といえば、急登と鎖、梯子が続きます。大普賢岳までの登りは、プロローグにすぎませんでしたが•••••


今日は北の高気圧が張り出して稜線から山頂は、すれ違った方曰く、爆風スランプ。山頂に着いた10:30ごろは、風速10m、体感温度は氷点下。

山頂からは大峯の山々がはっきりと姿を見せてくれました。西北西の稲村が岳。大普賢岳と大峯山の間にありユニークな山容を持つ。次はこの山か!右に見える変なピークは大日岳と言います。

大峯山系の最高峰、八経ヶ岳。大普賢岳からでも道のりは遠い。

遠く南には熊野灘。大峯奥駈道はそこまで続く。

吉野川を挟んで東に位置する大台ヶ原。雨の多いこの場所も今日は快晴のようだ。

そして大峰山、または山上ヶ岳。大峯奥駈道では未だに女人禁制の山。


素晴らしい景色の山頂を後に奥駈道を七曜岳に向かう。途中、大普賢岳の尖った山容がくっきり。大変です。


七曜岳も尖ったピークです。これまたダウンアップがしんどい。


1時間急斜を降り登りして七曜岳山頂に。ここからが今日のハイライトとなりました。急坂を600m降り、鎖梯子を500m登り返す羽目に。トレイルは落ち葉に覆われて、トレースが難しく、登りの岩場は鎖とホチキスの連続という場所も。途中、やはり単独の外人さんが道を外しているのを目撃、コースに戻るまでは見届けたが、その後離れてしまい、無事に帰れたか心配。そのくらい、トレースは難しく、人もいない周回コースでした。ガイドブックでは、初心者向けと記載されていたと記憶していて、帰ったら抗議せねば、と思い、再度確認すると経験者向き、と書かれていた•••
今日入山したのは国道169号の新伯母峯トンネル南出口(ちなみに北出口は大台ヶ原に入る分岐)から和佐又山ヒュッテに向かう4km弱の急坂を登った先にある駐車場から。和佐又山ヒュッテ、キャンプ場共に閉鎖され、駐車場も7台程度しか駐車できないため、多くの車は路上駐車となっていた。今後、モンベルか、スノーピークあたりに再開発してもらいたい場所。
今日の登山はほぼ1ヶ月ぶりにも関わらず、体には相当応えた。鎖場を相当登り上半身を使い、下半身にも負荷がかかり、下山後入った温泉では全身攣りまくりました。又、大峯奥駈道は相当怖い。改めて実感したものです。鎖梯子のみならず切り立った斜面をトラバースし、登り降りる、だけでも相当でした。さすが修行の道!


東ハジ、登山口の和佐又ヒュッテから日本が岳のコル経由大普賢岳へ。そこから南下して七曜岳から東に降ります。1:20地点が無双洞と呼ばれる綺麗な沢になっており、見事な景観ですが、周りは急峻かつ、落石も多く、あまりのんびりもしていられません。全く他の登山者がいなかったのでまだましですが、要注意。そこから登り返しにとんでもない岩の急登が待ち構えています。ビビリのTakにはちときついルートでした。
累積標高差1,521m
距離11.7km
時間5時間
大普賢岳の意味:普賢とは仏教の菩薩。知恵の文殊と慈悲の普賢。
コース難易度:高所恐怖症の人には高い!
足攣りまくり
ムッチャ怖い
あの外国人は大丈夫か?
和佐又山ヒュッテはどうなる?
駐車場一杯!
七曜は平安時代から。ただし、日曜日休みは明治9年から。

十津川村

2021-10-17 18:06:00 | 徒然


日本一大きな村、奈良県南部の十津川村は、明治22年の豪雨で多くの土地が水没したのだそうです。そして2,600人の村人が北海道の石狩に移住、新十津川村を興したのでした。


大雨で山の斜面が崩落し、川を堰き止め、家と田畑は沈み、湖がたくさん出来ました。


Takは北海道でこの話は聞いて知っていましたし新十津川村も訪れたことがあります。今回は熊野に向かう旅の途中に、十津川村を訪れてみました。


歴史民族資料館は、川と山に挟まれた平地の少ない十津川村らしく、役場前の山の斜面に建っていました。電柱後ろの細い階段が正式な入り口でびっくりです。


訪れる人はほとんどいない資料館ですが、当時の水害と、新十津川村成立の歴史をキッチリ教えてくれました。紀伊半島は雨が多く、この雨に切り取られた急峻な谷と、そこに貼り付くように暮らす人々がいます。山青く、自然豊かですが、今の気候変動がこれからの暮らしに、どう影響するのか、心配です。


実は、熊野本宮大社も、明治22年の豪雨による熊野川の氾濫でお社が流されたのだそうです。今は山側に移設され、元の場所には日本一大きな鳥居が建っています。ここは大峯奥駈道の起点(終点)でもあります。