Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

明神山~高指山 丹沢西端から富士山を見る

2013-10-27 13:50:32 | 日記

先週土曜日、10月19日に富士山は初冠雪となった。今週は、山中湖の東、丹沢の西端に位置する明神山から雪化粧した富士と紅葉を見ようと、この山行きを楽しみにしていた。台風27号は、富士の雪を溶かし、紅葉を吹き飛ばしはしたものの、今日、27日は台風一過の好天に恵まれて、このような絶景に。

この山域は、神奈川県と山梨県を東西に分かつ位置で、さらに、明神山の南の三国山は、南が静岡県、東が神奈川、西が山梨と名前のまんま、3つの県の境に位置する。ここを通る、県道147号の三国峠から、わずか100mの登りで明神山山頂に立つことができる。

朝6:30、山北町から見た朝日に染まる富士。もう少し早い時間では、紅が、より一層鮮やかだった。撮影不可でした。

三国峠の登山口。神奈川、静岡、山梨3県の県境を接する。

薄暗くて狭い登山道入り口から入る。台風の影響か、雨水で路が大きく浸食されている。が、少し登るとすぐに視界が開けて快適な尾根道となる。西の山中湖側はススキ野原で、すぐに富士山が現れる。

富士山麓は紅葉が進んでいる。富士そのものも、薄く色づいていて、大変きれい。ウォッチャーによれば、先週までは真っ青だったとのこと。

15分で明神山山頂(1,291m)。目の前は山中湖。周辺の住宅や別荘が手に取るように見える。

ここから、切通峠まで下り、高指山(たかざすやま:1,174m)まで尾根筋を辿る。ブナが主体の森におおわれた静かな山道で、木漏れ日がすでに冬を感じさせる。

1時間ほどで高指山山頂。富士山には雲がかかり始めたが、来し方、明神山方面は晴天が続く。

今日は、7:00スタート、3時間ほどで全行程を終えるラクラクハイキングコースだったが、好天と、予想通りの景色が堪能できた。本当は、さらに西丹沢の菰釣山(こもつりやま)まで縦走して、畦が丸など西丹沢の山並みもご紹介するつもりだったが、少しお疲れ気味で、断念。無理は禁物、ということでお許しいただきたく。

代わりと言っては何ですが、今日の逗子海岸(12:00)。江の島の上に富士山の頭が出ています。朝かかっていた雲は、昼までにこんなに大きくなりました。しかし、穏やかな一日です。

備忘録:

①国道246号線から、県道147号線への入り方。するが小山(おやま)の駅を越え、城山トンネルを過ぎて800mほどで、左方向、小山市街方面に出る新しい道ができた。ここからは明神峠、を越えて一直線。なお、ガイドブックには、明神峠と三国峠にパーキングマークが記載されているが、明神峠には無、三国峠も車5台程度のスペースがあるだけ。

②この尾根筋から丹沢方面の眺望はあまり期待できない。

③この尾根道は、東海自然歩道になっており、よく整備されている。

 

 

 

 


蝶ケ岳~涸沢

2013-10-14 20:50:11 | 日記

まずは、蝶が岳から見る穂高の絶景をご覧ください。左後方には、焼岳、乗鞍岳、御岳が遠望できます。

10月12日土曜の夜行バス「毎日アルペン号」で北アルプスへ。今では多くの登山客のために毎日夜行で北アルプスをはじめ、南、中央、八ヶ岳など、あらゆる方面へバスが出ています。我々の様な時間はないが、遠くの山に登りたい人にはありがたいバスです。今日は、皇居前の竹橋は毎日新聞社まえから北アルプス三俣方面行きのバスで、蝶が岳を目指します。今回は、三俣から蝶が岳に登り、反対側(西側)の梓川沿い、穂高連峰直下、横尾に降りて一泊、翌14日、涸沢まで登り、上高地に戻るコースです。皆さん「山と渓谷」など雑誌、サイトで掲載されているように、この時期は穂高、涸沢は紅葉のピークを迎え、年間でも最も多くの登山客を迎えると言われる時期です。Takは、これまで上高地~涸沢~穂高、槍ヶ岳という北アルプスのメッカには全く足を踏み入れたことがありませんでした。混もうが、遠かろうが、今年は絶対涸沢の紅葉を見てやる!ということでやってきましたよ。

毎日アルペン号で出発。このバスは、蝶が岳、常念岳、燕方面に向かいます。蝶が岳方面は、われわれ3名のグループのみ。それでも登山口近く、「ホリデー湯・四季の郷」まで運んでくれるのはありがたし。そこからタクシー(予約必要)で三俣ゲートまで。登山開始は04:50、気温はほぼゼロ、昨日の東京は31度の真夏日だったことを思えば、えらく寒い!今回は、リーダーKobu(左)と、MouriとTakの3人です。

日も昇り、稜線が見えれば、蝶が岳の北側に位置する常念岳が遠望できます。東を振り返れば、安曇野から松本方面。

蝶が岳山頂(10:30着)に登りつめると、西に広がる穂高・槍ヶ岳の全貌が現れます。山頂のある稜線までは全く見えない絶景が、突然姿を表すのは、感動です。穂高は、左から前穂、奥穂、涸沢岳、北穂と続き、大キレットをはさみ、槍ヶ岳へと稜線を伸ばします。穂高3山に抱え込まれるように、北アルプスの聖地、涸沢が見えました。こんなに高いところにあるのか、というのが最初の印象でした。遠くに涸沢ヒュッテが見えます。

穂高から南には、焼岳、乗鞍、御岳が。

穂高と東の蝶が岳、常念岳を引き裂くのが梓川。穂高側、常念側から沢を集めて梓川となり、西に向かって上高地へ。

梓川沿いの横尾山荘で一泊。12:30着。さすが、というか、立派な山小屋で助かった・・。前日ゴルフで茨城へ、終わったら逗子に戻って着替えて夜行バス、8時間の山越えコースで、正直体調が心配でしたが、蚕棚方式ベッド、なんと風呂付(石鹸は使えません)。宴会後、6時にはベッドでzzz・・・・。

翌日14日3:30横沢山荘を出発。涸沢の絶景を目指す。6:30涸沢ヒュッテ到着。聞いていた通り、一面テントの花畑。ここ涸沢ヒュッテは、この10月の連休が紅葉シーズンで最も宿泊客が多いとか。その通りで大混雑。上高地から6時間歩かないとたどり着けない場所にも関わらず、老若男女が紅葉を見に来ています。紅葉は、残念ながら、少し早めに進んだようで、涸沢周辺はピークを過ぎていて残念。運が良ければ雪と紅葉が同時に見られる年もあるとか。来年以降に期待しましょう。

7:00早々に涸沢を退散。おおくの登山客が上高地目指して大移動を始めているため、こちらもあわてて出発。振り返れば絶景が後ろ髪を引きます。

11:30上高地到着。これは、有名な河童橋。人だらけでびっくり。日本のアルプス、といわれるだけあります。夜行1泊で山に登って絶景を楽しみ、涸沢往復するというかなり強引な日程とコースでした。紅葉は残念ながら今一つでしたが、連日の晴天にも恵まれて、楽しい山行となりました。初めて見た穂高、涸沢の大カール、突然現れた槍の穂先、ありがとうございました。

 

 

 


塔ノ岳~表尾根コース

2013-10-06 18:58:06 | 日記

10月6日、関東南部は曇りの予報、それにもめげず、丹沢をめざす。今日は、今年3回登っている塔ノ岳を、表尾根コースから登ることに。これまでは全て、南側から登る大倉尾根経由で、あえて東コースの表尾根コースは避けてきました。なぜ?それは起点のヤビツ峠まで時間がかかりそうなことと、コースタイムが長いため、日帰り早上りが趣味の僕的には何となく面倒くさいコースに見えたからです。

今日も早起きして4時には出発、なんと、いつもの大倉よりも早く、1時間15分でヤビツ峠に到着。そもそも、なんでここが遠いイメージだったのかといえば、その昔、丹沢の東の盟主、大山に登った時、秦野からバスでヤビツ峠まで来たため、とても時間がかかったという誤ったイメージにとらわれていたことが分かりやした・・

ヤビツ峠から宮が瀬ダム方面に5分下ると富士見山荘。ここから左に林道を入ること5分で菩提峠の駐車場があります。表尾根の起点はこれからはここになると思います。車30台は止まれそうな未舗装ですが広い駐車場。5:30の時点では周りはガスに覆われ、車も3台。

道を間違えて15分のロス後、正しい駐車場のゲートを越え、5分ほど林道を歩くと、登山道が始まります。6:10登山開始。

小雨ぱらつく雲海の中を1時間ほど登りつめると3ノ塔(1,205m)、さらに15分で鳥尾山(1,163m)着。ここまでのコースタイムは1:50なので、そこそこのペース。ここから塔ノ岳までコースタイムは2:15で、何も見えない山頂までただトレーニング登山もどうかと思ったものの、もう少し時間短縮できるかもしれないと思い、先に進むことに。

 

表尾根の良さはここからでした。行者が岳、政政郎の頭とピークが続くのに加え、いくつもの尾根と合わせて沢が落ち込んでいるため、崩落したキレット、丹沢の滑る岩の急登が延々と続きます。景色は見えないけれども、結構スイッチの入るいいトレーニングになりました。

政治郎の頭まで来ると、ガスが晴れて、雲海に囲まれた二の塔、三の塔、鳥尾山が見えるように。

これから向かう塔ノ岳方向は、相変わらず厚い雲の中・・

そうこうするうちに雲海に太陽がさしキレイ・・新大日山頂(1,340m)。

木ノ又小屋を越えると、いつも登っていた南からの大倉尾根が。8:40、塔ノ岳山頂。残念ながら、富士山は見えませんでした。もう少しいれば、富士山が見えるかも、と思いながらも、8:55分、山頂発。

表尾根は、起伏に富んだよいコースですが、尾根の崩壊が目立ちました。橋がなければ渡れないキレットも数か所あります。昨今の局地的な大雨は、尾根の崩壊をさらに加速するに違いない。

雨の後の尾根には、きれいなシーンも。下手な私が、デジカメで撮った映像なので、ステキさは伝わりませんが、本物はすごくきれい。しずくをのせた、クモの巣。しずくが滴る木の枝。雲の間から差し込む陽の光と流れるガス・・

戻りの鳥尾山頂であった皆さん。木道や、梯子、階段は、この方々が作ってくれます。仕事の合間にインタビュー兼撮影。この山頂にヘリで資材を運び上げ、ここからは人力で各方面に運んで設置するんだそうです。僕らが安心して丹沢を歩けるのは、皆さんのおかげです!

それにしても、丹沢は東京、神奈川から近いこともあり、今日もたくさんの方々が登ってきました。山ガールが昨今話題ですが、今日は、山とうさんと山かあさんに多数出合いました。子供たちは決まって親より元気です。赤ちゃんをおぶって登るお父さんにも2人出合いました。山で出合う人の年齢は着実に下がっているように思います。一時は、山登りは年寄りのスポーツかと錯覚するような頃もありましたが、いまでは若者も、子供も、多くの年齢層で楽しんでいることは素晴らしいことだと思います。小さな子どもも、大人になって、山登りの楽しさを思い出してくれるのでしょうね。林道の向こうから、お姉さんたちが登ってきます。駐車場は20台、も停まっています。都会に慣れた日本人よ、自然に帰れ!菩薩峠駐車場、11:00着。

今日は、往復の中で、3人のトレイルランナー(こういいますかね?)に抜かれた。くやしいので、登りで追いつこうとしたが、かえってこちらがばてた。ヤビツ峠からの下り道、5分に8人程度の割合で登ってくるバイカー(こういいますかね?)とすれ違った。ヤビツ峠は神奈川の秦野市と宮が瀬ダムを結ぶ県道70号の標高760m、最高点。なぜか、昔オートバイ、今はロードレーサーのたまり場として有名。トレイルランといい、バイクといい、日本人はいつからこんなに体力を持て余すようになったのだろうか?

きょうは、初めての表尾根でした。思い違いもはなはだしく、ヤビツ峠はそう遠くなく、表尾根道も5時間程度で往復できて、アップダウンもあり、快適なコース出ることが判明しました。紅葉はまだほとんど始まっていません。この辺は、11月中旬くらいに見ごろになるのではと思います。今日は、大した写真もなかったですが、これからは、紅葉、そして、冠雪した富士の山をお届けする予定ですので、お楽しみに。