Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

訂正とお詫び

2021-09-12 12:05:00 | 日記
最近の投稿で間違いがありました。お詫びして訂正します。
9月11日投稿 高野三山
転軸山から奥の院へのアプローチは、現在のWeb情報、山と高原地図では記載されておらず、中の橋に降りるルートとなっています。当方が参照したコース図は2012年発刊の古いガイドブックによるものでした。奥の院へ直接むかう事はやめましょう。



8月28日投稿 山上ヶ岳
吉野から熊野本宮までの奥駈道を宿坊泊まりで踏破できるかのような記載をしましたが、ルート上に宿坊があるのは、山上ヶ岳と弥山(八経ヶ岳近く)のみで、釈迦ヶ岳以南は避難小屋泊となります。風呂や食事付きは上記の二ヶ所だけです。お気をつけてお詣りください。



高野三山 摩尼山〜楊柳山〜転軸山

2021-09-11 17:20:00 | 関西の山


これまでの人生の過ちの許しを乞い、これからの人生の導きを求めて高野山へ。


朝目覚めると大阪は大雨。これから回復する予報を信じて難波から南海電車に乗る。


高野線は単線で標高差500m近くを攀じ登る。カーブとトンネルの連続だ。


標高を上げるにつれ天気も回復、青空も見えてきたので一安心だ。


それにしても、このような切り立った山肌に線路を通した南海電車も凄いが、先祖代々住われている方々もすごい。標高差50mの急坂を足で登らなければ駅にも辿り着けない。先月の九頭龍線も味があったが、この高野線も一度乗る価値あり。


南海電車からケーブルカー、バスを乗り継ぎ入山口の奥の院へ。ここは後から詳しく述べるが、それこそ高野山の奥の院で、開山の祖、弘法大師がいまだに勤行をされていると信じられている場所。1200年前の開山以来、あらゆる階層の方々の墓所、供養碑が立ち並ぶ中、高野山一帯を囲む高野三山に向かう。


高野山とは、標高900m、33万坪の盆地一帯を指す、言わずと知れた真言密教の総本山だ。大小117とも言われる数の寺院、宿坊が立ち並ぶ仏教都市で、天空の聖地。因みに、高野山という名の山はない。


杉の木立に囲まれた林道から登山道に入る。高野山は東西に伸びる町で、西の大門から東北東の奥の院まで東西約4K。


奥の院の東寄りから外輪山に取り付き、まず摩尼山(1,004m)に登る。200mほどの標高差だが結構な急登。


9時にバスを降りて約1時間で最初のピーク摩尼山到着。木漏れ日は気持ち良いが、眺望は無し。


気持ち良い尾根を歩き、またまた急登に取り付くと2番目のピーク、楊柳山(1,008m)に着く。奥の院の北に位置する。


愛想のないピークだが、外輪山最高峰。同じく眺望無し。


ここには天然林が残っていて、ブナの葉越しに柔らかい日差しが心地よい。



雨上がりの森にはヌルヌル系が沢山出没。カエル、ヘビ、トカゲ。


一旦降り、車道を横切り再び3番目のピーク、転軸山に向かって登り返す。


苔に覆われた気持ち良い登り。


11:30奥の院の西、転軸山(909m)到着。ここから10分降れば奥の院なのだが…..


奥の院Xとある。


そしてこの、ダメよ、と言わんばかりの枝の置き方。ガイドブックははっきりとこのルートを示しているが、その後崩落とかあったのかもしれない。しかし、道はしっかりついているわけで、ダメなら引き返すつもりで下山。


奥の院はすぐそこ、というあたりで突然道が倒木に阻まれ、


道そのものが無くなりました。
なんとか川を渡り、閉鎖された入り口の隙間から奥の院内に入ることは出来た。要するに、神聖なる奥の院の、その中心部にひょっこり入り込むというこのルートはよろしくないのだ!弘法大師の眠る墓所に、裏口から土足で入り込むようなもの。外輪山をめぐり、清々しくお詣りをするつもりが台無しになってしまった。


奥の院では撮影は禁止。後ろめたい気持ちを引きずりながら、お詫びをしつつ、奥の院を後にした。高野山ではもう、紅葉が始まっている。


下山後、奥の院参道から西に向かい、総本山金剛峯寺、根本道場の壇上伽藍、最西端、高野山の西の入り口に聳える大門でこの山行を終えた。逆のコースを取るべきだった。標高差521m、距離約10k。途中、見学、食事を入れて所要時間6時間、歩数25,000歩。大阪から電車、ケーブル、バスで約3時間、日帰りで十分楽しめるが、温泉付きの宿坊もあり、精進料理で心身ともに清くなれるコースもある。皆さん、是非!