Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

六甲山

2017-09-24 13:07:37 | 関西の山

9月24日の日曜日、六甲山系に足を伸ばした。六甲山と言えば、阪神タイガースの応援歌、六甲降ろしが有名だが、兵庫の神戸から大阪の宝塚に連なる代表的な山並みと言える。大阪から西宮、芦屋、神戸と西に進むと、南の海に対して北側の六甲山系が海と山のコントラストを作り、住みやすい街並みとなっている。

7時50分阪急電車で芦屋川に到着。六甲登山の家族連れで駅前は大賑わいだ。芦屋川に沿って山側に向かう。兵庫一の高級住宅地だけあり、豪邸が連なる。大きなベンツが2台並ぶおたくも珍しくない。一体どのような方がお住まいなのか?

ロックガーデン。藤木九三さんが名付け親との事。六甲とRockを掛けたものと思われる。

しばらくこんな岩場が続き、ロックガーデンの名に恥じない様相を見せる。子供達も楽しそうに登っていく。

親の方が大変です。

風吹岩。

風吹岩から大阪湾が望める。今日は天気にも恵まれ、予報では午前曇りだったが朝から晴れて視界も良好だ!

こんな気分の良い道を歩いていると、

本庄橋跡と呼ばれる、砂防ダムが登場する。昔は石を載せた橋だったそう。

一旦雨が峠まで下ると、山頂に向けて一気に登りあがる。なんだか良い道だなあ〜、と思っていたら、次の砂防ダムに向かう作業道だった。間違い。15分のアルバイト。

10時六甲山最高峰到着。実は六甲山とは六甲山系全体の呼称で、六甲山と言う独立峰は無い。従い、最も標高の高いここが山頂となる。

大阪湾と大阪市街は良く見えるが、神戸、淡路島方面はどうにも見えないのは残念。

山頂からは北に降り、有馬温泉♨️に向かう。今日の芦屋川→六甲山→有馬温泉♨️コースは、温泉♨️でひとっ風呂、ができる人気のコース。Takも六甲山と、有名な有馬温泉を一緒に楽しめることを知り、迷うことなく決定。

六甲山の姿をうまく捉えるチャンスに恵まれなかったが、有馬温泉に降る途中で辛うじて。

有馬側は登りと違い静かで落ち着いた感じだ。道も整備されていて、1時間で温泉到着。

有馬のお稲荷さん。

今日はかんぽの湯有馬で日帰り入浴千円也。お湯は初めてのサラサラ金泉。土色(金色とも言う)だがサラサラで無臭。秀吉のご贔屓だったが、その昔、600年、舒明天皇のころから時の権力者が愛した温泉だ。


有馬温泉の今日の賑わいです。


有馬温泉からは神戸電鉄、北神急行と乗り継ぎ三宮へ。二郎のようなラーメン屋を発見、カロリー補給して大阪に。盛りだくさんな楽しい山旅だった。

オクホ

2017-09-17 14:31:30 | 日記

今年から、9月のシルバーウィークは、師匠Toshiさん、鉄人Akkiiさんと日本アルプスを登る事になった。第1回の今年は北アルプスの主峰、奥穂高岳から北穂高を縦走し、横尾に下ったのち蝶ヶ岳を登り返して穂高、槍の絶景を堪能するコースだ。さらに松本郊外の浅間温泉に一泊、温泉と宴会の満喫フルコース!
しかし、世の中そんなに甘くない。Takは早々に最終日の18日に変更不可の予定が入り皆さんとは穂高でお別れせざるを得ない事になった。そして極め付けは台風だ。18号は、秋の安定期に入った日本本島に急カーブを切り、シルバーウィークに列島縦断という最悪の事態となったのだ。


そんなことにはめげない面々は、新宿は新規オープンのバスタと名古屋のマスターミナルから一路上高地を目指すのだった。

9月16日5:30、東京、名古屋からの夜行バスは無事に上高地に到着、涸沢経由奥穂高目指して出発する。梓川から槍、穂高方面を望む。台風の影響はまだない。この高曇りが続いてくれれば、と祈る。

10:15分、標高差900m、距離16kmを稼ぎ涸沢ヒュッテ到着。正面の奥穂高岳もはっきりとその姿を見せてくれている。さぁ、天候が悪化する前に頂上を踏もう!

山頂に怪しい雲が。

北穂高の下部では草紅葉が始まった。

振り返ると東には常念岳。

山頂へは涸沢ヒュッテからあずき沢を登り、ハイマツに覆われたザイテングラートの急登をよじ登る。3年前に偶然居合わせた滑落事故のまさにその現場だ。積雪期は涸沢から直登できるが、凍結していると危険極まりない。夏道も急勾配で怖い。

12:20、奥穂高直下のコルにある穂高岳山荘に到着。この時間には、ここから上はガスに覆われ、小雨が降り始めた。カレーを詰め込み山頂へ。

13:30山頂。ガスで何も見えません!

穂高は3回目で初めての登頂となった。最初は涸沢までで登頂ならず。2回目は3年前の滑落事故でびびり、凍った山頂は諦めて撤退。やっと辿り着いた山頂は、ガスに覆われその岩峰から見渡す絶景は今度もお預けとなった。いや、高所恐怖症のTakには、これがちょうど良かったのだ。

下山開始から1時間半、あずき沢の下まで戻り後ろを振り返ると、ガスが晴れている。まぁ、こんなもんだ。その後、涸沢ヒュッテで宴会。Takはお疲れで6時過ぎにはダウン。

結構強行軍となったこの日、山頂での絶景はなかったが、台風接近の中、無事に奥穂高の山頂を踏めたことは何よりだった。雨男の面目躍如、と言いたいところだが、北海道の晴れ男と合わさって良い着地となったのではないだろうか?

さて、翌17日は前線の影響で涸沢は朝から小雨。朝食後6時前には出発、蝶ヶ岳の登り口、横尾へ向かう。Takは横尾で別れて上高地経由帰路に。Toshiさん、Akkiiさんは蝶ヶ岳に登り、蝶ヶ岳山荘で停滞、明日の台風一過、モルゲンロートに染まる槍、穂高の絶景を眺めて温泉宴会に向かう。さあ、こちらはどうなったか?!続編を待て。