4月26日は、奥秩父の瑞牆山(みずがきやま:2,230m)に登った。奥秩父と言っても、この山は最西端、どちらかと言えば八ヶ岳や南アルプスに近い。最寄りのインターも須玉だ。要するに、遠い。片道3時間は見ないといけないため、早朝も早朝、2:30に自宅を出発。今日のスタート地点のみずがきの森芝生公園駐車場には5時過ぎに到着。5:30スタートとなった。
林道から見上げる瑞牆山。花崗岩に覆われた、巨岩だらけの山だ。奇観と言える。右が山頂だが、そのさらに右に突き出しているのは大やすり岩。どうしたらこんなんになるんだろう?今日は、芝生公園から小川山林道をたどり、終点からは、不動沢に沿って北斜面を登る、途中、巨岩を眺めながら山頂に到達後、南側を下山して、芝生公園に戻る周回コースとした(ヤマケイお薦めコース)。
沢を何度か渡渉し、丸木橋を滑り落ちそうになりつつ1時間ほど行くと釜瀬不動滝が現れる。高さはさほどでもないが、てかてかに磨き上げられた滝壺が年月を感じさせる。
夫婦岩。このほかにも摩天岩、弁天岩など木の陰でよくは見えないが、顎を水平にしないと見えない岩のオンパレードだ。
振り返ると、朝日に輝く八ヶ岳が見えた!山頂の景色が楽しみだ。
標高差300mの最後の登りに入ると残雪が。まだ50cm~深いところは1mほど残っていて、歩きにくいことこの上なし。よもやと思って簡易アイゼン(これは不要だった)は持ってきたが、肝心のスパッツを忘れて、靴雪まみれ・・
8:15山頂。雲海を従える富士山、八ヶ岳、南アルプス。
パノラマも追いつかない180度の眺めをお楽しみください。
東に聳えるのが、奥秩父の盟主(標高は2番目らしい)、金峰山(きんぷさん:2,599m)。右が山頂だが、そのまた右の突起は五丈岩。本来であれば、ここまで来る以上、金峰山、瑞牆山両方のばらないと(車中泊で)時間と交通費の無駄使いなのだが、今回は体力と気力に欠けました。風もなく、立ち去りがたい山頂だったが、帰りも遠い、30分ほどで下山開始。
帰りの南斜面は雪全くなし。岩の多い急斜面を1時間ほど降りると、富士見小屋がある。
ここからはカラマツなどの落葉樹林帯を行く。とても気持ちの良い林間コースで、秋の紅葉時期はさぞ素晴らしいのだろうと思う。樹林帯から山頂を望む。富士見小屋から芝生公園までの道は、アルペンガイドのもあるように分かりにくい。とても良くできたルートなのに、道票がいただけない。富士見小屋からしばらく降りると富士見林道に入る、ここに標識無。林道から今度はみずがき林道方面へ。これも分かりにくい。さらに分岐を、ここでやっと芝生公園が出てくる。他に、せっかくかかっている丸木橋、崩壊寸前で危ない。最後、駐車場に降りる道もよくわからないので、林を漕いで降りるのが正解。
大変よく整備された駐車場。ここから瑞牆山、八ヶ岳の眺望が楽しめる。
今日は、帰りに増富温泉日帰り浴場でひとっぷろ。天然ラジウム温泉かけ流し、820円也。この辺りは、桜も見ごろ。
今日は、最高の眺望、温泉、桜までついて、充実した一日でした。ついでに帰りの高速も渋滞全くなし、ゴールデンウィーク直前のたまものか??お疲れ様でした。