11月15日は、植村直己と加藤文太郎ゆかりの但馬の名峰、蘇武岳に登りました!
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ここにあります。大阪から120kmぐらい、2時間と少しの距離です。先月はこの山の西に位置する、これも孤高の人ゆかりの氷ノ山に登りました。今週末は南の高気圧が張り出し、11月とは思えない暖かい快晴となりました。これから冬を迎える日本海側の山に登る、今年最後のチャンスでしょう。
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6時半、駐車場(道の駅神鍋)を出発、蘇武岳の連なる山並みにはまだ日が差していませんがご覧の快晴。
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この一帯は神鍋高原と呼ばれるアウトドアリゾートとなっています。蘇武岳側にも3カ所のスキー場があり、今は閉鎖されている名色(なしき)スキー場から取りつきます。手前には万場スキー場がありますが、このロゴ、万座と苗場を足して2で割ったような感じです。関東のスキーヤー、ボーダーの方なら分かってくれると思います。
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最初は作業道を辿りましたが、やがて消滅。
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とりあえずリフトの終点の方向を目指して急坂に取りつきます。
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備前岳(797m)のピークにたどり着くと、リフトはすでに撤去され、ハングライダーかパラセイルのランニングバーン(?発射台?)となっていました。東の方、遠くには雲海が。
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目指す蘇武岳。
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ここから蘇武岳へはしばらく林道(あるのだ!)をたどるのですが、どんどん降るのでここも尾根に取りつきショートカット。
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無事登山道出合に。
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ここからは落ち葉の絨毯を踏みながら、見晴らしの良い尾根筋のアップダウンを繰り返します。
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登山道出合から1時間ほどで山頂直下に。
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9時山頂。横向きに意味なし。たまたま。山頂まで誰もいない、孤独を満喫できる登りでした。
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西に氷ノ山。
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東の雲海はまだしっかり残っていますね。
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お二方ともにこのあたりの産だったのですね。
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下りは蘇武林道をしばらく辿ります。この林道は蘇武岳の西側を南北に走っています。山頂のすぐ下にあるのを見るとガッカリですが、下りはこの方が楽。
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林道から奥神鍋スキー場を降ります。実は、地図ではこの先にもスキー場出合があり、そこを下ることになっていたため、気持ちよくこれを通過、林道をどんどん降ること20分、スキー場には出合わない。林道はそのまま進んでも最終的には麓に戻れるが、甚だしくオーバーランとなります。ガイドブックの地図ではやはりダメでした。渋々林道を登り返して戻りました。45分のアルバイト、でした。
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雪の無いスキー場を下ることはあまりありませんが、このスキー場は草丈も短く、凹凸も無い素晴らしい斜面でした。
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こんな鄙びた、と言っても、寂れた、ではなく、昔ながらの温泉スキー場の雰囲気を残し、表現が難しいですが、懐かしい気持ちにさせてくれる、場所が残っていたのですね。
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こんな感じです。この一帯は、小規模な農家が多く、見かける農家の方もお年寄りばかりです。ですが見事に景観を保ち、農地も整備されているように感じました。山間のこの一帯は、昔から狭い土地を大切に耕してきたのでしょう。もはや、農業をやりながら国土保全活動をやっていると言えます。後継が心配です。
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農道をひたすら走り、11時半に駐車場に到着。冬直前の但馬で、素晴らしい山歩きを楽しめました。またまた、何かのスイッチが入ったかも。道迷い、アルバイト込みで5時間、17km、累積標高差1,053mプラスアルファ、でした。
では、また次回。