Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

苗場山 再チャレンジ 75/100 10-27-2023

2023-10-29 21:43:00 | 日記
仙丈ヶ岳から長野市を回って苗場山にやって来ました。今年5月に滑落して足を怪我した山です。


今日も天気に恵まれて、山頂湿原は草紅葉が光り輝き、信州の山並みも素晴らしい。

想像していたよりはるかに広く、素敵な場所でした。今回登る前は、前回のこともあり、あまり良いイメージではなかったのですが、早く来てよかった。

苗場山にはみつまた神楽スキー場などから入る東のコースと、西の長野県側から入るこの、小赤沢コースがあります。今回も前回同様小赤沢3合目登山口から登ります。

春は雪渓を登ることができましたが、今は笹薮に覆われて、狭くて眺望の無い急登です。

突然山頂湿原に出ます。何という広やかな場所でしょう!秋晴れの空、燃え上がるような草紅葉、遠くの山並みに迎えられて、急登の辛さも吹き飛びます。

湿原を30分ほどテクテク歩いて春の宿題を終わらせました。山頂は藪に囲まれて眺望はあまりありません。

しかし、何という眺めでしょう!いつまでもここにいたくなる、そんな場所です。この山、好きです❤️

湿原からは主に長野県側の山が見えます。浅間山から四阿山、志賀の岩菅山、乗鞍岳、穂高、さらには妙高まで遠望できます。

今日は風もなく、暖かな陽がさす絶好の天気です。昼寝ができそうです。


今日、山頂小屋が閉鎖されました。大勢の方々が作業を終えて下山して行きました。この季節、あちらこちらで、終了、閉鎖を目にします。

前回滑落したのはこの辺り。

このように笹薮は雪で覆われていました。あの時、自力で動けなかったら今頃あの笹薮の中かと思うとゾッとします。
今回の夏道の軌跡。

前回の軌跡は夏道を外れて笹薮の上を登っています。


前回、ストックにすがって呻きながら降りた道は紅葉全開。

毎日素晴らしい紅葉に囲まれて幸せです。

いい山じゃないか!

登山口は、自称’秘境’秋山郷という静かな集落の上にあります。そこに楽養館という温泉施設があります。お湯は鉄分で茶色の温泉で温まります。そして、そこで食べたきのこ蕎麦にびっくり!いろいろなきのこが手打ちそばの上に山盛りでこれが美味いのなんの。柿のデザートまでいただきました。小屋仕舞いをされていたみなさんがここで打ち上げをやっています。お疲れ様でした。さて、教えてもらった店でキノコを大人買い。平茸、あまんたれ、えのき、なめこ、キノコ鍋にして食べました。遭難しても、熊にあっても採りたいキノコ、よく分かります。秋山郷は、山(苗場山ですが)よし、自然の恵みよし、お湯も、そこの人もよし。ストレスの多いみなさん、ここに来ると全て忘れられますよ。

動画はこちら↓ 




南アルプスの女王 仙丈ヶ岳(3,032m) 74/100 10-26-2023

2023-10-28 22:25:00 | 日記


この光景を見に行きました。仙丈ヶ岳は、自身も3,000mを超える山ですが、そこからは日本のTop3をまとめて見ることができます。左中央奥に日本一の富士山(3,776m),真ん中に第二位の北岳(3,193m)、その右が第三位の間ノ岳(3,189m)。標高差1,200mを頑張ればこの景色です。

仙丈ヶ岳の北には、北沢峠を挟んで甲斐駒ヶ岳の石灰質の白いピラミッドが直ぐそこにあります。どこから見てもカッコ良い山です。長野県では、甲斐駒ヶ岳を東駒ヶ岳、中央アルプスの木曽駒ヶ岳を西駒ヶ岳と呼ぶそうです。初めて知りましたが、長野県民にとっては両方ともオラが駒ヶ岳なんですねー。

もっとも近い登山口の北沢峠までは伊那市の仙流荘からシャトルバスが出ています。マイカーの乗り入れは、もちろん駄目です。このバスルートは、南アルプススーパー林道を通ります。自然保護の目的で初めて乗り入れが規制された林道だとの事。11/15日までの運行だそうで、以外に遅くまで走っているんですね。

昨日、きのこ取りに入った3人連れが道迷いになって、警察、報道陣が沢山詰めており、物々しい雰囲気のターミナルでした。3名は、無事、救助されたそうです。迷うほど夢中になるきのこ狩り。その訳はまた次回。

10月下旬の山頂は流石に寒く、この格好では耐えられません。

昼前から東にはガスが湧き始め、遠くの富士山は見えなくなりました。先の三山揃い踏みの画像は、山頂手前、小仙丈ヶ岳からのものです。やはり、山では昼からの天気は変わりやすいですね。

2,000mから下は紅葉で錦絵のようです。いくら見ても飽きることはありません。

帰りのシャトルバスから紅葉に彩られる甲斐駒ヶ岳
夏の間は多くの登山客で賑わうこの辺りも、今の季節、しかも平日はほとんど人がいません。これから深い冬の眠りに入っていくんだねー、という感じ。シャトルバスの運転手さんは、自身も登る方のようで、運転しながら実に詳しくガイドしてくれます。北沢峠の山小屋のおにいさん、下山後コーラを買ったら、バスの時間まで小屋であったまってて、と泣ける。賑わいのあとの店仕舞いの時、人はみな余裕がでて優しく親切になるのかもしれません。こんなタイミングで山歩きできるとは幸せです。
そして、仙流荘で汗を流して次の山へ。

動画をどうぞ↓



仙流荘からのシャトルバスは、往復¥2,400
駐車場は¥1,000で5日間とめられます。




尾瀬ヶ原に電車とバスでいく

2023-10-21 18:45:00 | 日記
昨年の今頃、尾瀬は素晴らしい紅葉でした。今年は親族を誘って予定しましたが、今日に限って北から寒気が南下し尾瀬は吹雪になりそう。企画は中止しましたが、紅葉と、もしかして雪の取り合わせは魅力。尾瀬戸倉の温泉も肌ツルツル系で良い。一人で行こう!




電車とバスを乗り継ぐ事6時間。鳩待峠はやや曇りながらもまあまあ良い天気じゃないですか!




今年は遅いんじゃないかと期待していた紅葉は、例年通りでした。見頃は過ぎていましたが、戸倉から鳩待峠に上がる途中はため息が出ます。




天気予報も悪く、山小屋もクローズになったためか、訪れる人は少ないです。日本人よりも外国人が多いような感じ。鳩待峠に上がるシャトルバスは、僕以外は中国、台湾、アメリカからの方。




尾瀬ヶ原はもう直ぐ冬です。至仏山も燧ヶ岳もなんとか顔を見せてくれました。ありがとう、また来年会いましょう!



今日の備忘録:公共交通機関のコスト。新幹線、バス合計片道11,000円!車の方がはるかに安かった….お風呂は戸倉バスターミナルのぷららの湯。600円で貸し切れました。アルカリ性の肌ツルッツル、です。

御嶽山 73/100 10-13-2023

2023-10-14 21:56:00 | 日記
9年前の噴火で多くの犠牲者が出た事で記憶に残る御嶽山。さて、この山がどこにあるのか正確に言えますか?僕は中部地方の真ん中あたり、という程度の理解しかありませんでした。岐阜県?長野県?
御嶽山は飛騨山脈(北アルプスのこと)の最南端、長野県と岐阜県の県境にあります。東は中央アルプスと木曽川、中央本線、西は飛騨川と高山線にはさまれ、名古屋から電車でも車でも3時間くらいのところにあります。へー。
その御嶽山に登りに来ました。が、まさかの入山規制です。えっ、昨日までですかぁ〜。流石に火山情報は確認していませんでした。なぜかって、9年目の慰霊登山のニュースを見たばかりだったので予想だにしていませんでした。規制が厳しくなったのかと思いましたが、そもそも今年の夏に規制を緩くして登山できるようになったんだそうで、それが元に戻っただけ。

紅葉の先に見える穂高連峰。

東には南アルプスと中央アルプスも眺められます。なんとも贅沢なロケーションです。
7号目から山頂を望む。信仰の山です。慰霊碑と先祖を祀るモニュメントが沢山あります。なんだか、高野山、大峰山の雰囲気に似ています。これからの時代、このような遺構は受け継がれていくのでしょうか?


9年前の噴火口から1キロ以内は侵入禁止。もう少しなのに。僕的には御嶽山山頂を踏んだことにします。機会があれば山頂まで改めて登りに来ます。こんな山は、浅間山もそう、白根山もそう、日本の山は殆どが火山なので登れる時には行ける所までは行きましょう!

山頂にはいけませんが、いい気分です。

山頂付近はヘリが飛びまわっています。遭難救助かとも思えますが、昨日からの入山規制をチェックしに来ているのだと思います。心無い登山者のために、お手数をお掛けして申し訳ないです。

手前は乗鞍岳。奥には笠ヶ岳、奥穂高岳、常念岳まで見えます!

東に目をやれば中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳を一望します。長野県民、羨ましいィ。
下山後振り返れば、南、中央アルプスの峰々が見送ってくれているかのよう。
もう、南アルプスなのやら中央アルプス、八ヶ岳なのか、わからないが、それでも素晴らしい眺めです。
真上、御嶽山山頂が夕陽を浴びて凛々しく見えます。

噴火した時プレスセンターが設けられた王滝村田ノ原には、新しいビジターセンターができました。噴石にも耐えられる造りです。しかし、そこで聞いたのは、この登山道は1日前に閉鎖されと言う事。
慌てて鹿の瀬の御嶽ロープウェイ(今年から運営会社が変わったはそう)で登るコースに変更。
下山後のお風呂は、ロープウェイ山麓駅から15分ほどのけやきの湯。県道から少し入った所にある古い旅館ですが、お湯も熱くて最高。500円。


秋の木曽路といえば、松茸!今年は不作と聞いていたので道の駅で発見した時には反射的に手にしていました。可愛いサイズ、どうして食べよか?



焼岳から見た北アルプスと高山のオーバーツーリズムについて

2023-10-12 19:02:00 | 日記
焼岳は南峰(2,455m)と北峰(2,444m)による双耳峰です。最高峰の南峰は足場が悪く僕らは登れませんから北峰を山頂としています。

写真をとっていただき何気なく振り返ると、あれは穂高じゃないか!と驚く。これまでは、西か東から眺めていたので南からの眺めは違います。ということは、右下を流れる川は梓川、梓川を挟んで蝶ヶ岳、常念、大天井が、左には槍ヶ岳から連なる双六、黒部五郎、笠ヶ岳が見えます!なんと素晴らしい眺めでしょう。ここは北アルプス南部の全てを見通せる場所でした。

左の尾根には新穂高ロープウェイの駅が見える。という事は、尾根のとっつきが西穂山荘で、西穂独標、西穂高岳、奥穂高岳と続く。そしてその左の先には槍ヶ岳です!

右の槍ヶ岳からは左に双六岳への尾根と、左の笠ヶ岳へと続く。て事は、その間には黒部五郎や三俣蓮華、遠く鷲羽や水晶も見えているかもしれませんね。

右手の奥は蝶ヶ岳、常念だろうか?ちゃんと確認するんだったー!

北峰からは噴煙が絶え間なく噴き上げて、ワイルド感満載。風向きが西でガスに巻かれる事はありませんでした。

南峰への分岐から見た北峰。

2,000m付近は紅葉が全開です。

美しい😍眺め……
という感じで日本百名山ピークハントの旅が再開されました。負担の少ないところからと選んだ焼岳でしたが、素晴らしい眺望でした。予測して行け、と言われれば確かにそうなんですが、南から見る北アルプスは一味違うものでした。おそらく乗鞍岳から見る景色もさらに素晴らしいのではないかと思います。乗鞍岳は35年ほど前に登っているのですが、この北アルプスの姿は記憶にありません。又、その時は山頂付近まで車でアクセス可能でした。夏スキーの’ついで’に登ったので、今度は足で登らねば!
山頂からの動画です。
https://youtube.com/shorts/4nBN9_aKMZQ?si=UM6PQwvlEnPCvjdy

今回は山並みの素晴らしさに動転したようで、いわゆる表銀座の山座同定、双耳峰と南峰の撮影を忘れました。ダメですね。

さて、下山後高山で旧友と落ち合い呑みました。その高山は外国人観光客で溢れ、まちを行き交う人の大半がそれ。国籍もアジアから欧米系と満遍なくいらしている。昨年も高山に来ましたが全く違う街のようです。コロナで痛んだスモールビジネスは息を吹き返しました。喜ばしい事です。焼岳の下山でも、5組の外国人と会いました。高山の古き良き日本の街並みや、北アルプスの自然が外国人観光客の人気です。さて、旧友と落ち合い、いざ居酒屋を探すのですが、どこも外国人観光客で一杯。高山はそもそもお店の閉店時間が早く、またコロナで閉めた店も多く、外国人観光客の夕食難民が発生しています。そして、我々日本2人が席に着いたのは10軒ほど断られた後。オーバーツーリズムは飛騨の街でも深刻です。
備忘録


中の湯登山口駐車場は10台程度のキャパだが若干路駐可能。
沢渡駐車場で車中泊したが、日を跨ぐと2日分の料金。足湯が24時間無料。無料Wifiは使用できず。
温泉は多くあるが、飛騨川の平湯温泉、平湯の森、は秀逸。