自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
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脳の微量の電気信号

2006-10-27 00:31:43 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

 これさえあれば、「人間の脳と脳同士のコミュニケーション」がきっと近い将来可能になる。

 人間の神経系統とインターネットをつなぎ合わせることで、個の脳を主体として、もう一つの別世界を自由にサーフィンすることができるようになる。

 人間は封建制から産業革命を果たしたとき、土地から労働力(体)が解放され、自由に移動し、職業を選択することが可能になった。

 そして都市が発達することで、さながら都市そのものが今ではサイボーグ化している。

 精神と体は不可分な関係と今までは思われてきた。しかし、土地と体も不可分な関係と当時は思われたことだろう。ここにはテクノロジーがどこまで発展するかという可能性、人間の好奇心による挑戦が科学によってブレークスルー(イノベーション)することによって科学のそのものの常識を超えてきたという視点が欠けている。

 あまり良い世界、良い社会にはならないかもしれない。しかし、脳の研究者やサイボーグの研究者らの思考は止まらない。消費者は消費という行為に従順でしかない。テクノロジーの進歩に人間の精神が追いついていない。人間の失敗を補完し、補正し、また拘束する上で、現状では最も有効な制度である法律を密かに整備しておく必要がある。それは、時間軸の上で法律が現実を超えることは不可能だからだ。法律は単なる想定からでは生まれない。事態が起こって初めて整備される。

・・・・・・・・・・・・・・・・・と「攻殻機動隊」を見ながらここまで妄想してしまった。