自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

NEVER CRY FOR ME

2007-05-24 23:20:39 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

枯れた野を横切る 風が熱を奪い

遠い足音から 弱さ忍び込む

そっと唇噛み 言葉飲み込んでた

君の瞳がまだ 背中のこっている

NEVER CRY FOR ME 引き返せない

NEVER TURN AROUND もうあの日々には

深き森にしみる 雨の音色に似た

君のささやき声 耳に優しく降る 

肩をよせ まどろむ 夜がただ愛しい

遠い昔にみた 夢を探すように

NEVER CRY FOR ME うまくいえない

NEVER TURN AROUND 胸 刻む思いを

誰と戦うのか 濡れた戦士たち

明日はどこで眠る 錆びた鎧おろし

NEVER CRY FOR ME 引き返せない

NEVER TURN AROUND もうあの日々には

SONG BY 小室哲哉 


五條瑛『ROMES 06』、森博嗣『四季 秋』

2007-05-24 22:17:45 | 小説

Dvc00008 (徳間書店)

元防衛庁の情報分析官という肩書きを持つ著者。この人の作品は確か5作品目。

はずれが全く無い。

目次

プロローグ

ROMES01 監視

ROMES02 探索

ROMES03 追跡

ROMES04 警告

ROMES05 防衛

ROMES06

エピローグ

p392

「何しろ、毎日あんたと顔を突き合わせている連中でさえ、あんたという人間が分かっちゃいないんだからな」

「みんな同じだよ。誰もが腹に一物抱えて生きているが、それを表に出さないだけだ。出すには勇気と犠牲がいるからな」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さらに

森博嗣『四季 秋』(講談社文庫)を読む。こちらも人間に対する洞察力が非常に鋭い。

とっくに個人レベルでは、もちろん人によりさえするが国境なんて越えているし、なくなっている。思考、思想こそもっとも自由なもの。行動では僅かしかそれを表現できない。アーティストは少しでも思考の多くを表現しようと抽象化した。だが受け取る側に多様性があったためにいろいろな形で受けとらられてしまう。

そう、「理解に必要な最小限の条件とは、理解しようとする意志、そして決意(p189)」であり、またそれがあると感じるならば、誠意を持って対応するべきだ。

まったくそのとおりだ。