先に、以下のように、ダイハツ不正問題というタイトルで投稿したが、下の記述の部分で少し言い忘れたので追加で投稿する。
また、認証試験や生産ライン出荷時には、各部品にバラツキがあり、結果的に出力や排ガスなどの結果にある幅が生じる。その幅は±3%くらいにもなり、それを前提で出力や燃費の公表値は発表・認知されている。
上のようなバラツキがあるので、私のいた会社および付き合いのあった会社(日本及び海外の会社)では、いわゆる生産時に公表される出力、燃費や排ガス試験の数字には、開発中には開発目標値が、余裕をもって達成できるように、数%あるいはそれ以上の数値に設定されていて、生産時にバラついて規制値をオーバーするとか、公表値に達さないということにならないようにしている。開発時にこれらの数値は生産の約1年前や数ヶ月前2〜3回、品質保証部門あるいは認証部門にチェックされて、生産をむかえることになっている。
ダイハツの例を見ると、これらの開発目標が設定されていないで、生産直前に、目標値を達成できないことになっているように感じる。これも常識とはずいぶん違う。どうなっているんだろう。関係トップマネージメントの総入れ替え、開発や認証の組織体制の根本的な変更が必要と思われる。
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