実は私は、図書館から借りた本を読む以外にも、ハマっているものがある。それはまずは朝日新聞の新聞小説「C線上のアリア」湊かなえ著を読むことと、NHK大河ドラマ「光る君へ」を見ることだ。どちらも10年、いや30~40年くらいしたことがないことをやっている。その中で、「光る君へ」は源氏物語ということで、手っ取り早く、それこそ源氏物語を大掴みしたくてこの本を借りた。約250ページだが、3日ほどで読めた。漫画はこれが良い。だけど、いつも漫画は買うと(酢本の数冊しか買ったことはないが)すぐ読み終えてしまって損した気になる。
大掴源氏物語 まろ、ん? 単行本 – 2002/1/30 小泉 吉宏 (著)
これ1冊で『源氏物語』全部を読んだ気になれる!著者曰く、『源氏物語』の世界をより知るにつれ、のめり込んで面白くなり、たくさんの方々に是が非でも伝えたくなってしまったい、
衣装など時代設定もおろそかにはできなくなり、気がついたら構想から6年、制作の実作業に3年もかかってしまいました。それだけにこの書は必読です。一帖8コマ、全54帖。
The Bamboo Cutter
5つ星のうち5.0 実に好い!
肩が凝らず、簡潔で分かりやすく「源氏物語」の全体主旨が理解できるのでとても好い。
この種の装丁・内容は、とりわけ生真面目な学校の先生にとって優等生的な「教科書」的でない ゆえに、批判・敵視されがちだが、所与の目的のために実に合理的で好い。
著者も述べて居られように、本書で全体を知った暁に、現代語訳であれ、注釈を頼りつつ原文に 触れるなどして、次の一歩を進められれば、所期の目的は正確に達成できる。
とりわけ、著者6年の年月を費やして、頭に汗をかきつつ、現にある後世の資料にある「誤り」 をも正しつつ(→つまり厳密な校正への注意を怠らず完成させた著者の熱意と努力に脱帽である。
「漫画」で「軽妙に・愉しく」とは言えども、源氏物語の複雑な人間関係(→とくに同一人物で も出世して肩書が変わったり、親子になったり、天皇として即位したり、退位・譲位したりして、 余計わかりにくい関係)を追うのは”楽”ではない。
上の方が、述べているように複雑な人間関係は、このような漫画でその都度一部を紹介してくれないと、もうとてもついていけに年齢だ。並行して読んでる新聞小説「C線上のアリア」もおばやら、元カレ、その姑、友達などがいろいろ出てきて、この人誰だっけとなって、メモを作ったくらいだ。
話がそれましたが、大掴みという目的は短時間で達成できました。今後は、何か現代語訳の源氏物語を読んでみるかな?すでに持っていたような気がする。
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