温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

中居さん&フジテレビ問題〜TVキャスターやMC、コメンテーターの任期は基本3年、長くても5年位制限すべきだと思う〜

2025-01-23 18:55:48 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
ここ1週間ほど、メディアは中居さん&フジテレビ問題で大騒ぎという感じだが、これについて提案がある。
今回の出来事は、ある人があるポジションに何年もとどまることが一因だと思う。
企業のトップや政界の実力者が何年もそのポジションにいることや、大統領の任期や首相の任期、政治家の再選などは、任期に制限のある場合が多いが、TVキャスター、MC、コメンテーターの任期は長いこと勤めた方がギネスに載ったり、長期だとかいって賞賛される傾向があるが、私は今後このようなことが起こらないための方策として、TVキャスター、MC、コメンテーターの任期を制限すべきだと提案したい。
政治家や企業では長年トップを務めると色々腐敗する要因となりがちだが、TV、メディアでも同様だろう。むしろメディアの方が、報道番組のキャスターなど、長期にわたって、そのポジションにいることによって、権力や発言力がどんどん強固かつ権力範囲が広がっていくだろう、また報酬などがどんどん上がっていくと思う。それは、その人あるいは番組の公平・公正な判断、意見を妨げることになると思う。
よって、今期の出来事をきっかけとして、TVキャスター、コメンテーターの人気を3年あるいは5年などに限ることを提案したい。

PERFECT DAYSをAmazonプライムで見た〜何も起きない日々、でもPERFECT DAYS〜

2025-01-22 16:10:51 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
これも、先の「オッペンハイマー」と同じく、え、「PERFECT DAYS」、Amazonプライムで見れるじゃんと言う感じで見たいリストに追加しておいて、正月明けに見た。「オッペンハイマー」より先に見たかな。
感想は、下にあるように何も起こらない、普通のトイレ清掃員の日々が描かれる。でも、PERFECT DAYSなんだよね。私も長いこと生きているし、長いこと仕事をしてきたけど、その日々は、ちょこちょこ、思いがけない想定外のことが起こるけど、どっかの映画のヒーローのような大きな出来事が起きるわけではなく、淡々と過ぎていく、でも、それがPERFECT DAYSなんだよねと思わさせてくれる。すなわち、いい映画ですと言うことか。
役所広司さんの演技は素晴らしい。
kooyo
5つ星のうち5.0 これはすごい。すごい映画を観てしまった。
最初から最後まで何も起きない。
映画って最初は静かに始まっても途中で何か起きるものでしょ?
そりゃそれがストーリーであり、映画というものなのだから。

映画が始まり、
そろそろ何が起こるだろう、
あれ?いや、何か起こるだろう
あれ?
何も起こらないまま終わってしまったぞ!?
なんだこれは??

もうひとつ、ネタバレになってしまいますが、感想のブログを下に紹介しておきます。この映画のストーリーのほとんどが書かれているので、ネタバレが嫌いな人は読まないことをお勧めします。
しかし、この映画は、話の筋がわかっても楽しめると私は思います。なんせ、何も起きないのだから・・・・・。


主人公の平山は東京下町の「押上」にある、歩くと床が軋む古アパートで一人暮らしをしている。
まだ薄暗い朝、二階で寝ていた彼は近所のおばちゃんが箒で外を掃除するシャッ、シャッという音で目覚め、せんべい布団を畳むと一階におりていって歯を磨き、髭を小さなハサミでちょちょっと整える。

二階にもどって苗木たちに霧吹きで水をやり、背中に「The Tokyo Toilet」と書かれた作業着に着替えて一階におり、扉を開けると決まって空を見上げて微笑む。
・・・・・・・
ある日、公衆トイレで泣いている子供を見つけ手を引いて外に出してあげると、それを見つけた母親が駆け寄ってきて、子供の手を消毒し、お礼もなしに立ち去っていく。その母親にとって平山は「汚い存在」でしかない。

・・・・・・・
にもかかわらず、平山は不幸じゃない。
でも、今の平山の朝起きてから夜眠るまでのルーティンには、彼の「いつもの幸せ」がぎっしり詰まってる。
平山自らがどんなときに「幸せを感じるのか」を探して、追い求めて、確立した「自由へのルーティン」のように感じる。
・・・・・・・



Amazonでオッペンハイマーを見た。〜アインシュタインが出てくる、量子もつれなどの話題が私的にはマイブーム〜

2025-01-21 22:09:11 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
【本予告】『オッペンハイマー』3月29日(金)、全国ロードショー
2024年にAmazonプライムにオッペンハイマーがあったのでリストに入れておいて、2025年になって三が日明けだと思うがやっと見た。何せ3時間の長編だ。吹き替えもあるようだが、Amazonプライム版は、日本語字幕だ。しかし、直訳に近いもの、私のように英語の練習と思ってみる分にはかえっていいかも。でも、これだけ難しい言葉が多いものは吹き替え版のほうがいい。
感想は、以下に引用した方が厳しい評価をしているが、私はそれほどでもなく、可もなし不可もなしというところか。ただし以下のサイトの指摘は全く同感。
しかし、上で書いたように吹き替え版を見て評価したほうが良さそう。そのようなチャンスがあれば、ぜひもう一度見たいのは事実。
2024年のアカデミー作品賞を含む、7部門を受賞。
かなり期待していたが・・予想外であった。
この映画が「つまらない理由」を、箇条書きにしてみる。
・基本、ダイジェスト映画でしかない。
・「間」が無さすぎる。
・台詞が、すべて厨二的。
・音楽で誤魔化してる。
・女性の裸や、SEXシーンで誤魔化してる。
・フラッシュバック的な映像演出で、誤魔化してる。

物語は、以下の時間軸で構成されている。

・第二次世界大戦前後の「オッペンハイマーの人生」。
・ソ連へのスパイ容疑を告発された、いわゆる「オッペンハイマー事件の聴聞会」
・告発の黒幕とされる「ストロースへの公聴会(白黒)」。

この3つを、行ったり来たりして進むのだが。
まず、シーン数が膨大すぎる。この映画は、最近の映画では長い「3時間」あるのだが・・それでも「尺」が足りない。
そして、私的には、「量子もつれ」のTV番組見たばかりだったので、以下の感想でアインシュタインの記述は面白かった。本当にアインシュタインとオッペンハイマーは出会えるチャンスがあったの?その辺りも調べてみたいですね。
アインシュタインの出番が結構多めでしたw
似てる! w
て言うか似すぎてて意識を持っていかれ過ぎて困った
むしろアインシュタインの映画観たくなるw

てかオッペンハイマーとアインシュタインてそんなに親交あったのか?



昨年末に「量子もつれ」を見た〜この世界の実態は、すべてホログラフのようなものかも?だって〜

2025-01-19 23:04:13 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ

でもね、量子もつれという問題の本質に取り組むと物理学の研究者の世界では干されちゃうという状況が何十年も長く続いた中で、
その存在を実験で証明しようとした物理学者たちの人となりが、もう最高に最高だった。
 なんか、物理学者というと、難しい数式を黒板に書いては考え込んでいる人たち、というイメージがあったのだが、映画オッペンハイマーでもそうだったが、
そういう「理論と数式」の物理学者と、それを実験で証明していく実験屋の物理学者の両輪で物理学の世界というのは進んでいくのだな。

宇多田ヒカル コメント
オファーを頂いた時「絶対にやりたい!」と思いました。
今年の春に発表したベストアルバムにまつわる一連の取材の中で、最新曲「Electricity」は量子もつれという現象がテーマで、
人と人の間の目に見えない結びつきを歌にした、と語る私の姿が番組製作陣の目にとまったらしいのです。
ナレーション初挑戦でしたが、現場の皆様のおかげで和やかに、学者たちのインタビューに感動して時折泣きそうになりながら、最後まで楽しく収録できました。
一視聴者としても放送がとても楽しみです!

「BSスペシャル 情報は人類を滅ぼすか~ユヴァル・ノア・ハラリ 現代を読みとく」を見た。〜「事実は2つあると受け入れる」ということをAIはできない〜

2024-12-29 11:27:35 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
12月26日だったかその再放送かわからないが「BSスペシャル 情報は人類を滅ぼすか~ユヴァル・ノア・ハラリ 現代を読みとく」を見た。
「私たちは歴史上最も高度な情報技術を手にしているにもかかわらず、理性的な会話を行う能力を失いつつある」
世界的なベストセラーとなった「サピエンス全史」の著者で歴史家のユヴァル・ノア・ハラリ氏が語り出したのは、私たち人間の情報の扱い方への厳しい警告です。
世界各地で起きる戦乱と憎しみの連鎖、SNSによるフェイク情報の拡散、そして急加速するAI開発。ハラリ氏が混沌とした世界を読み解くキーワードとして挙げたのが“情報”です。
独占インタビューからはっとさせられる新たな知見にたどり着きました。
ユヴァル・ノア・ハラリ氏はサピエンス全紙を読んでから気になっている人物。しかも「情報は人類を滅ぼすか?」というタイトル文言は興味を引く。内容は、メディアでもよく言われる人工知能が兵器などで人類を滅ぼす、いわゆる「シンギュラリティ(Singularity)」の話ではなく、もう少し突っ込んだ内容で興味深かった。私はシンギュラリティの脅威をあんまり感じなかったが、この番組の終わりの方で人間は色々な人とコミュニケーションをとって物事を決めていくので、AIにはそれができないだろうという意見、ただし、「AIには一人の人間を操る方法を学ぶのは簡単だ」という意見を聞いて、確かに怖いなと思い直した。
最後に、戦争などをさけるためには「事実は2つあると受け入れる」ことが大事だとの指摘は、「事実は一つしかない」(兵庫県知事などの出来事)という意見に偏った今の世の中の世論は、怖いなと思った。
事実は一つでも、その事実のストーリーは何種類もあるし、2つの対立構造だけに一喜一憂するのはAIになく、人間だけに可能な「事実は2つあると受け入れる」という姿勢がより一層大事だということを思った。


大谷翔平が「今年の男性選手」AP選出、2年連続3度目&イチローの情熱大陸〜大谷はすごいけど、イチローはそれを超えてすごい〜

2024-12-25 22:17:58 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
大谷翔平さん、またまた賞を取ったとのこと。
【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(30)が23日、AP通信の「今年の男性アスリート」に選出された。
メジャー史上初となる「50本塁打、50盗塁」を達成し、2年連続の本塁打王と初の打点王を獲得。
移籍1年目でドジャースをワールドシリーズ制覇に導いた活躍などが評価された。
本当に今年2024年は大谷翔平の話題がいっぱいだった。しかも、私もロスまで大谷翔平の試合を見に行った年だった。すなわち、2024年は大谷翔平の年だった。
そして、22日と23日はTV情熱大陸はイチローだった。
イチロー 情熱大陸 2024年12月22日シアトルで見せた飽くなき向上心
イチロー × 松井秀喜 情熱大陸 2024年12月23日 2夜連続SP
自宅を訪ねて、驚いた。
暖炉を設えた部屋に並んでいたのは、10台以上のトレーニングマシン。野球界のレジェンドは、早朝からたっぷり汗を流していた。
引退して5年が経つ。けれど「自分の限界を知りたい」と語る横顔は、まるで現役選手さながらの精悍さだった。 取材チームは、イチローに半年密着。
シアトル・マリナーズ「会長付特別補佐兼インストラクター」とは一体どんな仕事なのか?普段、家では何をしているのか?知られざるイチローの今を明らかにする。
見えてきたのは、野球を追求し続ける「探究者」の姿と、チャーミングな横顔...
イチローの情熱大陸を見ていると、大谷翔平はまだ、イチローのレベルは達していないなぁ〜と思った。
イチローの、メジャーリーグはデータ重視しすぎで、面白くなくて、今後心配だとの指摘は面白かった。日本のプロ野球はMLBの後を追いかけているので、さらに本当に心配だという意見も面白かった。
大谷のダッグアウトでiPadかなんかのデータをバッターボックスに立つ前と、戻ってからもいつも見ている姿を見ていると、確かにデータは大事だけど、なにか違うかも?と考えさせられる。イチロー曰く、データに現れない何かを考えたり、意識することがなくなってしまう。ほんとうは、そこに、人間のやっている野球の面白さや深さがあるという話は、興味深かった。
実は、これは仕事にもいえる。このブログにも何回か書いた覚えがあるけど、仕事でも、データやエビデンス偏重で、エクセルで星取表を作成し、点数が高いものを選ぶなら、中学生くらいの子供でも判断できる判断を課長や部長がしているのは、私はおかしいと思う。そんな判断をする人には高い給料を払えないと思うのが正解でしょう。点数やエビデンスにはない何かを判断して、選択していかないと、イノベーションやオンリーワンの技術は生まれないだろう。
下にある、イチローが遅刻した松井に怒る姿も、人間的で好感が持てた。
TBS系「情熱大陸」で対談が実現…ワインの“お土産”に「許すわ、遅刻」
 マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が23日に放送された「情熱大陸 イチロー 2夜連続スペシャル」(MBS/TBS系)の後編に登場。
ヤンキースGM特別アドバイザーの松井秀喜氏との対談が実現したが、1歳下の松井氏がまさかの遅刻をする“そそう”で、イチロー氏から「お前遅れてきてんじゃねえぞ、コラ」と“説教”される場面も流された。



「シビル・ウォー アメリカ最後の日」を見た〜ドキュメンタリーを見ているようなリアリティを感じた、赤いサングラスの男は怖い〜

2024-12-08 17:34:45 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
おととい、金曜日、やはりTVが面白くなくて、見るものがないので、Amazonプライムでなにか面白そうなものはないかと検索していたら、シビル・ウォーが見つかった。もうAmazonプライムで見れるんだと思って、早速見た。
下が予告編。
【10.4 公開】映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』日本版本予告
ざっくり感想を最初に言ってしまうと、戦闘シーンがリアルで、ドキュメントを見ているような感じだった。戦争の悲惨さ、怖さなどがひしひしと伝わってくる。しかし、戦場カメラマン(ウーマン)がこれほど前線に同行できるのかは疑問だなと思ったけど、そんなことはどうでも良く思えるほど、色々伝わってくる映画だった。
また、予告編にもちょっと出てくるけど、以下のシーンの赤いサングラスの男がすごく怖いとだれかがバラエティ番組で有名だったので、見てみたいと思っていた。
【10.4公開】『シビル・ウォー アメリカ最後の日』「どういう米国人だ?」戦慄の本編映像
STORY
「お前は、どの種類のアメリカ人だ?」
連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。
「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている——」。就任 “3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。
ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。
だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていくー
この映画、アメリカの大統領選の時にも、分断からアメリカ内戦(市民戦争)という文脈で色々引用する人が多かった。
もう少し内容について書くと、時間軸はわからないが、WikipediaによるとFBIを解散させるなどしたらしい大統領に反発して、内戦が勃発した近未来のアメリカ合衆国で、テキサス・カリフォルニアが連合する「西部勢力(WF〈Western Forces〉)」と、フロリダ~オクラホマにかけて広がる「フロリダ同盟」は政府軍を次々と撃退してワシントンD.C.に迫り、首都陥落は時間の問題という設定。
ベテラン戦場カメラマンのリーと記者のジョエルは、14か月間メディアの取材に応じていないホワイトハウスの大統領に直撃インタビューを行うべく、
リーの師である老記者サミーと、リーに憧れる駆け出し写真家ジェシーを連れ、ニューヨークを出発する。
寸断された州道を迂回してピッツバーグへ西進、ウェストバージニア州を通過して前戦のシャーロッツビルを経由する、およそ1400 kmの旅である。
分断によって、民主主義の危機とか言われる今、タイムリーなテーマだということは以下のサイトを見てもらってもわかると思う。
 『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は、現在のアメリカ社会が「そこにある危機」として感じている切実な社会的分断と、その先にある暴力の恐怖を、アメリカ人であれば誰にでも伝わる形で描いている。
それだけに、かなりアメリカ社会の機微に触れる部分も多く、日本人には相当わかりにくい部分もある

まずタイトルの「シビル・ウォー(Civil War)」とは、辞書的には「内戦」のこと。しかしアメリカ人にとっては、この言葉はそのまま「南北戦争」を意味する。
他国の内戦には色々な呼び名が付くが、単純に「Civil War」と呼ぶときは、自分たちの歴史の話となる。
本作は内戦を描いているけれど、その勝敗や軍事的展開、戦況みたいなものは主題にはしていない。そもそも現実のアメリカにおいて、カリフォルニア州はリベラルの砦であり、テキサス州は保守派が分厚いという、それぞれの党派性の象徴のような存在。
ともに北米で人口、経済規模、そして州軍の軍事力でも拮抗している州である。
私は、分断=民主主義の危機という図式には疑問を持っている。どこかで誰かの意見を読んだが、民主主義では分断は当たり前、意見の違うもの同士が自由に活発な議論するのは、皆が求める民主主義では危機でもなんでもなく、むしろ皆が望んだ姿ではないかという意見に賛成である。ただし、戦争を起こしては問題だ。いつも言っているように、お互いが分かり合えるなんてことではなく、お互いの意見の違いを認識しあうことが大事だということだ。先に紹介した赤いサングラスの男が、アメリカ人ではないあるいは自分の定義するアメリカ人ではないという理由で殺してしまうのは、この映画では象徴的に大問題だと投げかけていると、私は感じた。ネットでの誹謗中傷は、まさにこの赤いサングラスの男のような行動だろう。



パリタクシーをAmazonプライムで見た〜いい映画でした!〜

2024-11-30 22:18:28 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
昨日、いつものようにTVが面白くないので、パリタクシーをAmazonプライムで見た。
これがなかなかいい映画だった。
内容は下のYouTubeでわかると思う。

映画『パリタクシー』予告編

フランス新作初登場No.1!『パリタクシー』92歳のマダムから”アンガーマネジメント”のアドバイス!?【本編映像】

内容は以下のサイトにあるように、TAXIドライバーが偶然あるマダムを乗せることになり、そのマダムとタクシードライバーのやり取りや、パリの街並みを背景に、マダムの波乱万丈というか想定外の人生を知ることになるという話。
下の2番目に引用したサイトに書かれているが、他のタクシードライバーを描いた映画とは全然違ったテイストで、それが結構深刻な人生を淡々と描いているのがいい。

パリのタクシー運転手のシャルルは、人生最大の危機を迎えていた。金なし、休みなし、免停寸前。このままでは最愛の家族にも会わせる顔がない。
そんな彼のもとに偶然、あるマダムをパリの反対側まで送るという依頼が舞い込む。92歳のマダムの名はマドレーヌ。終活に向かう彼女はシャルルにお願いをする、“ねぇ、寄り道してくれない?”。
人生を過ごしたパリの街には秘密がいっぱい。寄り道をする度、並外れたマドレーヌの過去が明かされていく。そして単純だったはずのドライブは、いつしか2人の人生を大きく動かす驚愕の旅へと変貌していく!

本作『パリタクシー』は純然たるフランス映画ですが、『TAXi』とは真逆の作品です。
何せ、一人の人生を滋味深く浮き彫りにしていくのですから。パリの情景はもちろんのこと、運転手と乗客のやり取りと空気感が素晴らしく、非常に魅惑的なロードムービーに仕上がっています。
しかも朝から晩までの12時間くらいの設定で、かくも濃密なストーリーを構築した脚本家に敬意を表します。

中年のタクシー運転手シャルルは、働き詰めなのに、
金欠で、家族を養っていくのにあたふたとしており、常にしかめっ面で、〈負のオーラ〉をまき散らしています。
誰しもそんな状況に陥れば、同じようになるでしょうが、そこは接客+サービス業、プライベートなことには蓋をし、グッと我慢せなあきません。
しかし、この男、それができない。
プロとして失格ですがな。ぼくが客なら、絶対に乗りたくないです。
もう一つサイトを紹介します。このサイトの以下の2つは全く同感です。
”①:パリの風景が美しすぎる…“旅行気分に浸れる”点でも頭抜けた映画体験”
”②:深層に流れるテーマが超重要…社会に馴染む“女性の不平等”を可視化した描写に注目”
また、”③:主演俳優2人がすごい…超大物(私生活でも仲がいい)が、演技以上の名演を披露!”は知らなかったけど、俳優の演技が素晴らしいのは、超大物だったんですね。

マダムがただ終活に向かっているかと思いきや、車中で語られる身の上話は壮絶そのもの。
若いころに恋し、子どもを身籠るも、恋人は故郷に帰ってしまったこと。
その後、別の男性と結婚するもうまくいかず、夫への過激なリベンジ(ネタバレになるため詳述は避けます)のために裁判沙汰となったこと……。
いい映画でした。

恐竜王国 繁栄の秘密 - フロンティア - NHKを見た 〜恐竜は三畳紀の雨季によって繁栄したんだ。また、過去、砂漠の下には文明があったんだ〜

2024-04-21 14:25:41 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
4月16日ににNHKで恐竜王国 繁栄の秘密を見た。最近、紀元前1万年以上前に文明があったようだということを知り、興味があって、恐竜のいた時代にも興味を持っている。
恐竜王国 繁栄の秘密
初回放送日:2024年4月16日
地球上で最も長い間君臨した生物・恐竜。彼らはどうして繁栄することができたのか?その理由が最近になってわかってきた。秘密は2億3千万年前におきた地球の大異変だ。
恐竜が誕生した三畳紀、乾燥した気候で生きものたちにとっては厳しい環境だった。ところが三畳紀の中期に約200万年だけ雨の量が増えた。この雨が恐竜たちに恵みをもたらしたいう。
他にも生きものがいたのに、なぜ雨は恐竜だけを繁栄させたのか?そもそもなぜ雨が降ったのか?研究者たちは、世界各地に散らばっている証拠をもとに、地球と恐竜の壮大なストーリーを紡ぎだした。
この番組の中でCPEという「カーニアン多雨事象」(Carnian “pluvial episode”)(下のリンクを参照)という時代を知った。三畳紀には下にあるように、地球の大陸はパンゲアという一つの大陸だった。(2億年前)。その大陸の南の方で恐竜は生育していたのだが、大陸の中程に砂漠があって、砂漠では食べ物である植物がないため、しばらく恐竜は大陸の北の方には移動できなかったという。それが先に述べたCPEのおかげで、大陸の中程でも植物が生育するようになって、恐竜は地球の大陸全域で生育するようになったとの説明だった。
過去20億年の間、地球の各大陸は互いに衝突し、2億~6億年周期で超大陸を形成してきた。
これは「超大陸サイクル」として知られている。つまり、現在の各大陸は、数億年以内に再び合体するはずなのだ。

これによって新たに形成される超大陸は、すでに「パンゲア・プロキシマ」という名前がついている。
2億年前に存在したパンゲア大陸にそっくりな陸塊だ。
過去のパンゲアと同様に、パンゲア・プロキシマも、動植物が生息しない広大な砂漠に覆われる。だが最新の研究によると、生き残るのにより一層厳しい環境になるという。
カーニアン多雨事象とは。
中生代の三畳紀※(約2億5190万年前〜2億130万年前)という時代は、全体として高温で乾燥した気候だったことが知られていますが、その中には約200万年間にわたって降雨量が劇的に増加した「雨の時代」がありました。
1989年にイギリスの地質学者らにより、この雨の時代(「カーニアン多雨事象」とよばれます)の存在が明らかになってから、研究者は長らくその原因の解明に取り組んできました。
恐竜も色々な試練を超え、繁栄し絶滅したんですね。人間も何万年、何億年というスパンで考えれば、ある時期に生まれ、ある時期に滅亡するのは必然ですね。

この番組を見て、砂漠の下には文明があったはずで、どこかで文明が生まれ、結局その文明は廃れ、その成れの果てが砂漠なんだろうという個人的な思いがあって、「サハラ砂漠の下には何がある?」という言葉で検索したら、以下のサイトがヒットした。
科学者の推定によると、サハラ砂漠の平均深さは約100〜150メートルです。
最も深い場所では300メートルに達することもあります。 この砂漠の平均的な深さは、3階の高さを50mとするとXNUMX階に相当します。
深さの計算は、砂漠の地質構造、降水量、水の流れなどの要素を総合的に考慮して行われます。
そして、下の動画が見つかった。
サハラ砂漠の下に眠っている秘密とは?
これをみると、まさに私の想像通り、サハラ砂漠の下には湖があり、その周りに人が住んでいたようで、まさに文明みたいなものがあったということのようだ。
これは、サハラ砂漠だけでなくリビアにも同じようなことがあるようだ。

ところで、リビアは国土の90%以上を砂漠が占めているのをご存知でしょうか?
地域によっては海岸のすぐ傍まで砂漠が迫っています。
このリビアの広大な砂漠の地下には石油と共に、ある驚くべき、意外なものが眠っているのです。
それは巨大な地底湖です。

地球には、いろいろわからないことだらけですね。このように番組を通じて、色々な興味を誘起させられて楽しかった。

ウェークアップで万博の話題を見た〜ネガティブな話題ばっかりだけど、ポジティブな話題も知りたい〜

2024-03-30 10:58:58 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
今日、土曜朝のワイドショー、ウェークアップで万博の話題に触れていたのを見た。
水素燃料電池船やリサイクル材料など紹介されていた。
この情報を見て、過去の大阪万博は、月の石、タカラビューティリオンの人間洗浄機など、色々目玉があったけど、今回はそのような派手な目玉がないとの話をよく聞くけど、よく考えたら、このようなリサイクルや環境負荷の少ないエネルギーなどの地味な技術こそが、2025年に着目すべき科学じゃないのかと思った。
もっと、色々宣伝すべき。メディアが悪いのか主催者が悪いのかそのような情報が少ない。
以下は番組の内容ではないが、他のサイトで紹介されている内容。
2025年大阪・関西万博で、「動く海上のパビリオン」として運航が計画される水素燃料電池船の全容が27日、分かった。
全長約30メートル、客席は2階建てで、エンジンを使わず音や振動の少ない利点を生かし、客席でのバーカウンター設置や音楽の生演奏などを検討している。
水素燃料電池船の旅客運航としては国内初。瀬戸内海に面した造船所で、今年半ばごろの完成に向けて着々と建造が進んでいる。
甲子化学工業株式会社

「ホタテの貝殻が防災ヘルメットに」 モノづくりの楽しさで課題解決に挑む Vol.1
行き場を失っていたホタテの貝殻を原料にした「ホタメット」が、大阪・関西万博の防災用公式ヘルメットの一種として採用される。製作に挑んだのは、大阪府大阪市に本社、東大阪市に生産拠点を構えるプラスチック加工会社「甲子化学工業」。
挑戦の背景には、町工場のモノづくりの底力を示し、社会の困りごとを解決したいと願う、一途な思いがあった。
「古着や古布からベンチをつくる」色が決め手 廃棄繊維をアップサイクル Vol.1
カラーループCEO 内丸 もと子さん
捨てられる運命だった古着や古布が色ごとに再生され、大阪・関西万博の会場でベンチとしてアップサイクルされる。
衣服など繊維製品の大量廃棄が問題となるなか、新しいリサイクル技術をつかった取り組みが、異業種3社のコラボレーションで実現する。どんな思いで3社はスクラムを組むことになったのだろうか。