温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

トランプ圧勝について思う〜メディアの予測は大外れ、なぜメディアは、同じやり方では、はずれるのに同じ予測を繰り返すんだろう?〜

2024-11-16 22:59:09 | ニュース
トランプさんが圧勝するという結果となったアメリカ大統領選、それから10日経ちましたね。
私はそんなに意外とは思わなかった。以下の記事でもあるように選挙前はメディアでは、接戦だけどハリスさん優位という論調が多かった。でも2016年あるいは2020年、そして日本の選挙のメディアの予測を経験している身としては、メディアの予想はほとんど外れているというのがエビデンスであるので、また、外れる方が確率が高いだろうと思っていたが、その通りだった。下の記事には2012年あたりから米メディアの偏向の考察があったようだ。
日本では今回も木村太郎氏は、トランプ勝利と予測していた。たいしたもんです。
日本のメディアや米国問題研究者の多くは、「ハリスに有利」という米メディアの支持率ばかりを見て、「トランプ圧勝」の予測をする人は、(個別的例外を除けば)ほぼいなかった。
 なぜ日本メディアは「ハリス旋風」に目を奪われ、客観的な予測ができなかったのか。
 米メディアのほとんどは民主党寄りであるという決定的な欠陥があることに、多くの日本人が気が付いていないからだ。
トランプ前大統領が第一次トランプ政権「トランプ1.0」で盛んに「フェイクニュース」と言っていたのは正しく、民主党傘下にある米メディアは「民主党に有利なこと」しか報道しない。
記事によれば、中国は米メディアの偏向について関心がありいろいろ考察しているようだ。日本も、皆同じ予測をするのではなく、過去に当たっていない予測なのだから、違う方法を試すあるいは違った視点で考察することなどが必須だと思うのだけど、全然ダメですね。政党の支持率も年中やっているけど、あれは意味があるのだろうか?電話アンケートなどで、「どの政党を支持するか?」なんて真面目に答える人がいるとは思えない。それなのに、毎回飽きもせずに漫然と実施している現状なのだからどうしようもないと思う。
この記事の中のAllSides Media Bias Chart™のリンクも以下に貼っておく。全部のTVを見ているわけではないが、私は、このような内容をTVなどで見たことがない。このような、事実ベースの調査はどうして日本のメディアは無視するのだろう?。本当は独自に調査をして欲しいのだけど。。。。
The AllSides Media Bias Chart™ is more comprehensive in its methodology than any other media bias chart on the Web. While other media bias charts show you the subjective opinion of just one or a few people, our ratings are based on multipartisan, scientific analysis, including expert panels and surveys of thousands of everyday Americans.
また、記事の中にもあるが、ギャラップによれば”◆アメリカ人の約70%がマスメディアを信用していない”とのことである。
また、イーロンマスクによれば、「――この選挙の現実はXで明らかだったが、ほとんどの旧来のメディアは容赦なく国民に嘘をついた。今やあなた方がメディアだ。あなたの考えや意見をXに投稿すれば、真実を見つけられる場所が世界に少なくとも 1 つできる。旧来のメディアは死んだ。市民ジャーナリズム万歳!」とのことだ。イーロンマスクはとやかく言われるが、3割くらいかもしれないが、まともなことも言っている。
私は彼の伝記のような「イーロン・マスク」という本を読んで、
イーロン・マスク下 を読了した。 下にあるように4月に読んだ上巻の続きだ。
双極性障害のどうしようもない人だが、地道に仕事の目標達成に邁進する姿を、評価したいし、参考にもしたいと思うこともある。今回、彼は経費削減のトップとなるようだが、スペースXなどで、”不可能を可能にする”・”徹底的なコスト削減のアクションと目標達成を実現する”姿から、アメリカの経費削減が驚くほどの成果を上げることを予測する。日本も政治改革・無駄の削減に誰か欲しい。笑
この記事の最後に”この記事はいかがでしたか?”というコメント欄に”420 学びがある、207 わかりやすい、100 新しい視点”とあり、学びがあると答えた人が多いので、皆共感しているんですね。日本のメディア、この記事を取り上げて、なんか考察して欲しいものだ。
TVにいっぱい出ている海野素央さんの下のコメントは物足りない。
 海野氏は、勝因に「経済」をあげた。
 「トランプさんが終盤戦になってある言葉を使い始めたんですよ。その言葉というのが、レーガンさんがカーターさんに大統領選で勝った時の言葉なんです。
当時、アメリカ国民はインフレで苦しんでいました。
『4年前と比べて暮らしが楽になりました?』。その言葉が突き刺さりました」



ソラカラ便見てきた&本牧街歩き参加〜ソラカラ便はポテンシャルを感じました。本牧は面白かった〜

2024-11-14 22:19:26 | その他
11月9日ソラカラ便見学、10日は本牧街歩きに参加してきました。
まずはソラカラ便です。これはURとパナソニックがやっているようです。
神奈川県川崎市の虹ヶ丘団地で、空中配送ロボット「ソラカラ便」が運行開始!
「ソラカラ便」とは、アプリから商品の注文を行うと、空中配送ロボットがワイヤを伝って専用の受け取りボックスまで配達してくれるというサービス。
高齢化が進み、買い物に苦労している人が増える一方、配送ドライバーが不足している日本において、このようなロボットの活躍が期待されています。
下のサイトにこの実証実験の内容が紹介されています。
パナソニック ホールディングス(HD)株式会社、東急株式会社、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)は、川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地にて、世界初となる郊外住宅地における空中配送ロボット技術を活用した新たな配送サービスの実証実験を実施する。
また、この実証実験を活用した持続可能なまちづくりの推進に向けて10月13日(金)に連携協定を締結した。
実証実験は11月18日(土)から開始する。一般見学の機会も設ける。
私は、今索道というシステムに興味があり、この実証実験は大変興味のあるところです。
まずはたまプラーザの駅に降り立ちました。
バスに乗って、虹が丘へ向かいます。
現地に着くと、ソラカラ便ありました。
ハードはこんな感じです。
こんな感じで索道上を走っています。
索道は、このような電信柱みたいなもので張られています。
動いている様子は動画を撮りましたので見てください。
このように索道から下へ降りていきます。
ソラカラ便#1IMG 2635
そして、上に上がって移動していきます。当日は街のその他のイベントで賑やかです。
ソラカラ便#2IMG 2636
荷物が下の受け取り場所に着くと重量がなくなり索道のロープが上に上がります。
ソラカラ便#3d IMG 2634
この動画は、確か吉野家だったと思ったけど、牛丼を注文した人が受け取る様子です。実際、注文して受け取りというのが実証実験です。
荷物受け取りIMG 2642
説明をしていたパナソニックの方と話をしましたが、住人の方との会話はURの方が中心となって積極的にやったので、実証実験が実現したようです。住人の許可がよく取れたなぁと感心しました。現在はペイロードは確か役5kgとのことでしたが、将来的にはもっとペイロードの重いものでも可能にしたいとのことです。
私は、この索道というシステムは、ローカルな物流や移動にはポテンシャルを感じています。
下は上の動画にも出てくる宅配ボックスのような物品受領ロッカーです。
受領の仕方がディスプレイに表示されています。実際実証実験なので、吉野家の牛丼を発注して受領できるようです。結構実際に使われているとのことです。現時点では、実験としては400mくらいの移動に使われているとのことです。

さて次は、本牧地域「まち歩き」です。
まずは、下の日本大通り駅近くの開港記念会館へ集合です。なかなか素敵な建物です。
開港記念会館からバスで上野町へ
元々は川だった道路
古そうな中華料理店。ここの肉まん?がおいしいと下の2人が教えてくれました。
そして、北方皇大神宮
そして、バスでニノ谷へ。本牧神社。
周辺の公園、本牧山頂公園。
桜が狂い咲き?
友好の桜もありました。上はそれとは別の桜。
周辺の高級住宅街。
本牧もなかなか面白かったです。地元の方の案内で街歩きを楽しみましたが、詳しい方の案内だと興味深いものが見れますね。
まちづくりに興味があるので、今後もあちこち行きたいと思っています。

地雷グリコ 青崎有吾著 読了 〜単純なゲームにちょっとルールを加えるだけで多くの推理が必要な楽しいゲームとなるんだ〜

2024-11-01 17:15:07 | 
感想は、面白かった!につきます。食事をしたりするのがもどかしいほど。
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。
罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。
次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。
内容は、目次は以下の通り4つのゲームの話。読み出した初めは、すべて別の話かと思ったけど、主人公は同じ。
1.地雷グリコ
2.坊主衰弱
3.自由律ジャンケン
4.だるまさんがかぞえた
5.フォールーム・ポーカー
地雷グリコは、普通のじゃんけんして進む「グ・リ・コ」。坊主衰弱はトランプの「神経衰弱」、自由律ジャンケンは、普通の「ジャンケン」、だるまさんがかぞえたは、「だるまさんがころんだ」、フォールーム・ポーカーはトランプの「ポーカー」、しかし、新たなルールが追加される。それだけなのだが、追加されたルールのおかげで、相手の手を読む必要が出て、非常に複雑な読みが必要になる。このあたりの設定が絶妙で面白い。単純なゲームに複雑な読みが必要となるという設定が絶妙に面白くしていると思う。この小説はまさに推理小説かな?主人公はゲームの天才で、最初から相手の行動を読み先手を打つ。その辺の醍醐味が面白い。
ネタバレになるかもしれないけど、下のサイトにもっと詳しく、それぞれのゲームにどのようなルールを追加しているかが書かれているので、興味があり、ネタバレを恐れない人は参考にしてください。
読書好きの間で話題になっている「地雷グリコ」がめちゃくちゃおもしろかったので、これはもっといろんな人に読んでもらいたい!という気持ちで感想文を書いていこうと思います。
作中には、誰もが知るゲームに少しアレンジを加え1対1の頭脳戦に仕上げたゲームが5つ登場します。
これらのゲームに挑むのは変わり者の女子高生。様々な対戦相手を前に、徹底的に思考を読み切る過程が気持ちいい騙し合いのゲームです。
この本はいつものように朝日新聞の書評から興味を持ったんでしょう。書評も載せておきます。
まさに破竹の勢いだ。
先月、わずか一週間の間に本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞、そして山本周五郎賞を受賞。十一月の刊行のため、昨年の各種ランキングは対象外となったが、今年、冠はまだまだ増えるに違いない。
主に描かれていくのは、五つのゲームだ。主人公となる高校一年生の射守矢真兎(いもりやまと)がまず挑むのは、「地雷グリコ」。
文化祭で一番人気の屋上に出店できるわずか一団体の座を摑(つか)むため、クラス代表として、常勝チーム生徒会と対戦する。
白状すると、年齢のせいか、私には、すべての話のトリックというかゲームに勝っていく詳細な内容は100%追いきれませんでした。特に最後のポーカーはついていくのが難しかった。でも、その辺りは読み飛ばしても楽しめた。
最近ちょっとも白くない本ばっかりだったので、今回は大リーグのドジャース、ワールドシリーズ優勝のTVを楽しむ合間でも、非常に楽しく読めた。
Amazonの書評も一つ載せておきます。
フィットル
5つ星のうち5.0 最高
嘘食い、カイジ、ライアーゲーム、ACMA GAME、…
頭脳バトルものってめちゃめちゃ面白いですよね。
この本でたっぷり楽しめます。
このジャンルで大事なのは、
・シンプルなルール(読者がルールの理解を諦めてしまうレベルでは全く面白くない)
・納得感のある勝利(ルール違反がなかったことを読者が完全に理解でき、読者もその発想さえあれば真似ができる方法)
・ゲーム情報の適切な開示(実はこんなことしてました、は最小限であってほしい)
・ロジックのストーリーテリング(プレイヤー視点、観客視点の情報開示・解説が読者の興味を持続させる)
・派手などんでん返し
あたりだと思っていますが、この本は完璧です。
さらには全体をつなぐサイドストーリーもちゃんとオチがついて、読後感が爽やかでした。
いやーー最高です。
もっと続きを、何卒ぜひお願いします!!