温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

ノートPCサイズの電気自動車~鞄に入れて携帯できる、やられた!~

2015-08-11 11:09:09 | その他
【世界初】カバンに入るクルマ " WalkCar"ウォーカー Cocoa Motors.,Inc.

究極のパーソナルヴィークルをずっと考えている私としては、鞄に入れて携帯できるという発想はなかった。
やられた!。
何が凄いかといえば、もちろん鞄に入るサイズ、重さ。それを実現したのは小さなタイヤサイズ。乗り物の開発をしている身としては、タイヤサイズは操縦性や悪路の走破性など考えるとどうしてもタイヤサイズは小さくできない。悪路の走破性を考えると8cm位は欲しくなる。でもねえ、この手の乗り物は悪路は走らない。そう経験者が陥る常識の穴にハマったわけだ。
またモーターってどう見ても磁石と磁性鋼板の重量が重い、そう、鉄と同じ比重。磁性を持つ比重の軽い材料がほしい。それが見つかってあるミナミの比重になれば、モーターは半分の重さになる。そういう研究開発をして欲しい。磁力分布の効率化なんてチマチマした話をしている場合ではない。
もうひとつ凄いのは、PVですぐ短距離で止まるというデモをしている点。これは非常に大事。これがわかっているのはユーザー目線ということ。スピードとか効率とかスペック追求だとハード思考になって使う人の本当に欲しいものから離れてしまう。
でも、私が考えるにこれもまだ欠点がある。かばんに入れるには、重すぎる。タイヤが小さすぎてちょっとの段差を乗り越えられるか?
もう一つは値段が高いかな。10万以下は素晴らしいけど、電池別売りにして5万以下とした方がいいと思う。究極はタダで配るビジネスモデルがいいと思う。これはいいたくなかった、自分が実現したいから。。。。。
ノートPCサイズの電気自動車がお目見え | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
日本の会社がカバンに入れて携帯できる世界最小の電気自動車を発表した。このスマートなデザインの小型1人乗り移動機器は、SF映画の中でも通用しそうだ。
近いうちに、この「WalkCar (ウォーカー) 」を東京の通りで目にできるようになるかもしれない。

おまけに下の記事、ソフトバンクがサポートしたら、本当に世の中に広がりそう。しかも孫さんが興味を示しそう。
持ち運べるEV・バイオリン演奏ロボ…モノも未来も自ら創る  :日本経済新聞
■スマホの次はネット+クルマ
「TypeX」は裏側に4つのタイヤがあり、モーターやバッテリーも内蔵
 一見、A4サイズのタブレット(多機能携帯端末)にしかみえない。だが裏返すと4つのタイヤがついている。厚さ3センチほどの本体にはモーターやバッテリーも内蔵する。コードネームは「TypeX(タイプエックス)」。持ち運べる電気自動車(EV)だ。
 乗り方はシンプルで、床に置き両足で立つだけ。最高時速6キロメートルで走り、センサーが体重移動を感知して曲がる。「歩く時間を減らせば自由時間が増える」との発想で、空港やテーマパークなどでの利用を見込む。

実は、佐藤は4月にソフトバンクモバイルに入社する。ココアへの熱が冷めたわけではない。むしろ逆だ。佐藤は言う。「早く実用化するには大手企業と手を組むのがベスト。ソフトバンクは技術も資金もある。パートナーとして孫正義社長にアプローチしたい」。そんな思いを承知のうえでソフトバンクは採用を決めたという。


公式ページ
cocoa motors.Inc|WalkCar(ウォーカー)|持ち運べるクルマ
英語で紹介してる。
Japanese engineer develops "WalkCar", world's first 'car in a bag'

第27回東京湾大華火祭をホテルの部屋から鑑賞

2015-08-10 09:36:29 | その他
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先日報告したように、8月8日第27回東京湾大華火祭をホテルの部屋から鑑賞した時の写真や動画を紹介します。デジイチで撮ったりiphoneで撮ったりしたけど、iphoneのほうがうまく撮れたみたい。
上がその動画。
部屋は窓は開かないのと、孫が電気を消すと泣いてしまうというので映り込みが消せなかった。もっと窓ガラス近くに三脚をセッティングする手を今思いついたけど、後の祭り。
部屋で見るというのはいいね。ホテルの売店でスパークリングワインと、アヒージョの缶詰などのつまみを仕入れて部屋で飲みながら、花火を鑑賞して、ルームサービスでステーキやストロガノスを頼んでそれが来る前は花火をつまみとして、それら前菜を楽しみました。最高だった。もっと花火の写真が思うように撮れたらもっと良かったけど。。。。
第27回東京湾大華火祭 中央区ホームページ
以下に写真を紹介。
まずは開始前のスナップ。増上寺。

ホテルの人工の滝。スローシャッターで撮ってみた。バックには東京タワー。

吹き抜けをいくエレベーター。

スカイツリー。くっきりする日は少ない。

回りのビル。

花火開始。



花火が終わって、最上階のバーで一杯。じゃなかった、数杯。

東京タワーが綺麗だった。


バーのろうそく。

夏休みのイベントは、数日前に海外旅行をドタバタと予約するつもりだったけど、直前にパスポートが行方不明というハプニングもあって、断念。ささやかな夏休みの楽しみでした。



やっと夏休み

2015-08-08 17:48:02 | その他
先週は水曜までドイツで木曜からは磐田で仕事。今週は月曜から木曜までずっと磐田で仕事。ドイツ人出張者の対応となると朝7時からホテルに迎えに行き、夜は飯の付き合いで21時過ぎまでおつきあい。
そんなわけで怒涛の1週間でした。

そして、昨日の夕方東京に来ました。そして東京では今晩はホテルに泊まって第27回東京湾大華火祭をホテルの部屋から鑑賞予定。まだ始まっていない。
第27回東京湾大華火祭(東京都中央区)|花火大会2015 花火カレンダー - Walkerplus
関東の人気花火大会ランキング:第1位(2015/08/08現在)
関東の行ってみたい花火大会ランキング:第7位(2015/08/08現在)
都内最大級の尺5寸玉が登場
東京湾岸上に打ち上げられる中央区の花火大会。約1万2000発の花火が打ち上げられ、なかでも10発の尺5寸玉と100発の尺玉は見応え抜群。なお、尺玉のうち、20発は芸術玉となっている。打ち上げ場所正面の晴海会場で観覧するためには、入場整理券か協賛招待券が必要なので要注意。また、ことしは豊海運動公園会場がなくなったので、こちらも注意しよう。

東京湾大華火祭 - Wikipedia
東京湾大華火祭(とうきょうわんだいはなびさい)は、東京湾大華火祭実行委員会と東京都中央区が主催する花火大会。毎年8月第2土曜日(年によっては第2日曜日。8月9日は開催不可[1])に開催されている。なお、「東京湾大花火祭」は誤りであり、「花火」に「華火」と当て字を冠した「東京湾大華火祭」を正式名称としている。

新国立競技場騒ぎの疑問

2015-08-01 11:24:14 | その他
前半はドイツアーヘン、後半は磐田と忙しい今週もやっと週末。でも、暑いですね。
さて、先日、森山高至という建築エコノミストがTVによく出てきて、新国立競技場白紙撤回だそうですね。 - 温故知新~温新知故?
最近森山高至という建築エコノミストなる人物が脚光を浴びている。私はなんだか直感的に胡散臭い感じが私はする。
彼の話は胡散臭いなと思っていたらハフィントン・ポストに以下の様な記事が紹介されたいた。
私には、こちらの記事のほうがずっと信頼がおける話しと感じた。
新国立競技場「やっぱりザハ・ハディドが必要です」元ゼネコン社員から見た混乱の原因
2520億円という巨額の建設費をめぐって紛糾し、安倍晋三首相の政治決断により白紙見直しとなった国立競技場問題。見直し後のプランはどうなるのか。
「問題視されたコスト増の原因は、キールアーチを用いたその特殊なデザインにある」そうした政府見解に対し、白紙撤回されたプランをデザインしたイラクの建築家、ザハ・ハディド氏の事務所、ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)は「キールアーチやデザインに問題があったわけではない」と7月29日、全面否定した。
なぜ工費が膨らんだのか。
「あまりにも建築業界の実態とかけ離れた議論が報道されている」――この問題の一連の報道について疑問を投げかけるメールが、記者に届いた。このメールの送り主であり、元ゼネコン社員として実務経験を持つ人物が、匿名を条件にハフポスト日本版の取材に応じた。(取材日:7月30日)

下は全く同感。皆思考停止って感じ。
ザハ・ハディドのデザインのせいだけでコストが増えた、というのはひどい認識だな、ということです。問題はそこじゃありません。
――当初予算の1300億円というのが、要件の大きさに比べて無理筋だろうと。
「1000億くらいかかるだろう。そこに3割かけて1300億でやれればいいんじゃないか」その程度の認識で決まったものだと思います。

下は、私がすでに書いたように、私の実験設備の予算獲得や見積をとった経験からも、全く同感。3000億かかる見積が出たら、それをどれだけ予算に近づけるかが担当者のスキル。世間でも設備を担当するものの常識でしょう。今回の騒ぎはそういうプロのサイレントマジョリティの声は全然報道されていない。素人の意見のやりとりという感じがする。個人の家のたとえ話をすると、きっと安保法案と同じように例えが悪いと言われるんだろうけど。。。。
でも、建築の仕事というのは「これじゃ予算の倍かかります」というところからが腕の見せどころ。要件の削減を提案したり、素材を変更したり、建設会社が持っている特殊な工法を採り入れたり、発注元と相談して予算を増額してもらったり、ありとあらゆる選択肢を検討して「コストと要件」のバランスを詰めていくんです。
家を建てる時もそうでしょう? 「オープンキッチンにしたい」「暖炉がほしい」「ウォークインクローゼットがほしい」「飼っている犬の部屋がほしい」などなど、全部詰め込めばコストはいくらでもかかる。だから何かを諦めましょう、それかもう少しお金を出しますか、という話をしていくんです。

発注先がプロでないということでしょうね。ゼネコンなどにいいようにコントロールされているということかな。まあ、民間企業でも発注側がトロいと、よくある話だけど。
改修案はどうやって3000億円から1625億円に落としたかというと、当初計画の10万坪から、面積を小さくして7万坪にしたことが大きいんです。開閉式屋根や可動式の座席といった、機能面の要件はほとんど削ってないんですよ。
それには理由があって、結局、要件を決める有識者会議自体が、「新国立競技場を使っていただくお客様のご要望を聞く会」みたいなもので、国としてどう造るべきか、という議論がなかったから。スポーツ業界が可動式の座席、エンタメ業界が開閉式屋根を要求し、盛り込みましょう、で終わっています。議事録を読めばわかりますが、唯一削れたのが陸上のサブトラックですよ。
普通は、発注元であるJSCとザハと日建設計らの設計チーム、ゼネコンの三者が、あれはできる、できない、いくらかかる、とバチバチやらなきゃいけなかったのを、JSCが要件を削りたくないから、「これでいきましょう」としたのが原因だと思います。
有識者会議の議事録に「8万人常設席を5.5万人にして、残りは仮設にしてはどうか」と残されています。発言者は黒塗りで誰かはわかりません。でも、あのメンバーで要件を削る主張を言えるのは安藤忠雄さんだけでしょう。安藤さんは2016年の招致活動の時に、限られた予算内で晴海にスタジアムを建てる計画を作っているので、コスト含めて厳しさを知ってるはずなんです。それぞれの業界代表の委員は要件を盛り込むためにいますから、言ったのは安藤さんだろうと思っています。

ザハは監修なんですね。
コンペで選ばれた後、ザハがJSCと結んでいるのは「デザイン監修」の契約なんですね。ここがポイントで、なぜ自分で描いた絵を建てるのに「監修」なのか。それは、実際に建てるための検討を始めたら、要件に従って、設計サイドは発注者と建設会社と何度もやりとりを重ねて、デザインを修正するのが当然だからです。その修正の過程も含めてお手伝いしますよ、責任を持ちますよ、という意味が「監修」に込められているんです。だから、ザハの仕事は最初に絵を描いただけ、という批判は的はずれだと思いますね。

下の部分も全く同感、メディアが報道しない。ザハは入れられた要件の中で競った。今回安くなる案を勝手に示しているのは要件を削った中での話。
キールアーチが他の構造に比べて高いかどうか、同じ要件で誰か検討したんでしょうか。「自分の方が安くできる」と言っている建築家の提案は、ほぼ全て要件が違うので参考にならないんですよね。それなら、ザハと設計チームに要件を削減して作らせればいいだけです。

下にあるようになるのがいいと私も思うが、そうならないだろう日本という国は悲しいけど、好きになれない。
ザハのデザインが好き、嫌いという水準でなく、「ザハは日本が主催したコンペで選ばれた建築家である」という正当な事実は守るべきです。その点も踏まえて、これまでやってきたザハ中心の設計チームが官邸が整理した要件とコストでやるのが望ましいと、個人的には思います。

白紙撤回してまで新しい案で作るものが、期待の総ものかどうか、みんなでしっかり見守る必要がありますね。履く撤回になったから良かった、良かった。後は知らないなんていうのは最低。でも、そうないrそうなのが今の日本。そして新しい案の不具合をまたみんなで批判するんだろうというのが目に浮かぶ。
そもそもこの問題は、JSCがきちんと要件調整をしなかったら予算が膨れ上がって、白紙撤回になってしまっただけの話。設計作業はずっと進んでいたわけです。8万人という観客の入れ替えをどのように捌くのか、また災害が起きた場合にどうやって人を避難させるか、また受け入れるのか、綿密にシミュレーションがされているでしょう。その結果を要件と結びつけながら具体的な設計に落とし込むことが、詳細に設計をするということですね。

ZHAが声明で「このプロジェクトには膨大な時間と労力をかけてきました」と書いているのは、こういった、よりよい建築を作るためにさまざまなことを検討してきたという背景があったから。屋根やアーチばかりに注目が集まっていますが、災害対策、バリアフリー、こういう地味だけど重要で時間と手間がかかる作業を全部なかったことにしてやり直すのは、次に設計に掛けられる時間が限られていることがわかっているのだから、ものすごくもったいないですし、危険だと思います。