梅が咲いて

ようやく梅が咲き始めました。
北国の人には笑われるとは思いますが、東京も今年の冬は寒さが厳しく、心から春を待ち望みました。


昨年の今頃、変形性股関節症の手術をしました。
術後１年経ち、歩行のスピードも速くなってきたので、少し調子に乗って歩き過ぎてしまいました。
整形外科でレントゲンを撮ったら、今度は膝の悪さを指摘され、マッサージに通うことになりました。
世間の老人たちが、行くところがなくて病院に集うという話が、他人事ではなくなりつつある状況です。

ある日の新聞に「歳をとった時に大事なことはきょういくときょうよう」と書いてありました。
どちらにもご縁が無いので、「なんていやなことを書くのだろう」と思いながら読み進みました。
するとオチがあり、「きょういくは今日行くところがあること、きょうようは今日用事があること」と書いてあったのです。
ここまで読んで私は愕然としました。
今の私には今日行くところも、今日用事も無いのです。
毎日忙しく立ち働いている若い方々には想像もできないことだと思うし、何て贅沢なと思われるかもしれません。
私自身２、３年前まで、こんな日が来るとは予想も出来なかったのです。
今の私が行かなければならないところはマッサージのみ。
「じゃあ、行きたいところに出かければ」と言われそうですが、歩き過ぎると足が痛む。

まあ、ボチボチ自分の足と相談しながら、きょういくときょうようを探します。